肉球の乾燥にも!犬の皮膚の健康にも役立つココナッツオイルの効果や使い方
空気が乾燥する季節、愛犬の肉球がカサカサになっていませんか?そんなときは、犬が食べても安心といわれるココナッツオイルを使用して、肉球の乾燥対策をしましょう。肉球ケアのために直接塗ったり、食事として与えたり、2通りの活用方法があります。今回は、犬の皮膚の健康に役立つ、ココナッツオイルの効果と使い方についてお伝えします。
ココナッツオイルを塗って肉球ケアをしよう
空気の乾燥によってカサつきが気になるのは、人間も犬も一緒です。特に冬の乾燥しやすい時期には、肉球がカサカサしたりひび割れを起こしたりすることがあります。そんなときは、ココナッツオイルを使用した肉球ケアをしましょう。
ココナッツオイルは、製法によっていくつかの種類があります。中でも、無添加・無製油・非加熱抽出の「バージンココナッツオイル」は、より自然に近いココナッツオイルだといえます。お買い物の際には、ココナッツオイルのパッケージの表記をよく確認して、余計な添加物が入っていないものを選びましょう。
少量のバージンココナッツオイルを手に取って溶かし、犬の肉球を優しくマッサージしてあげてください。バージンココナッツオイルは常温だと固まっているため、手の温度で溶かして液体にしてから、肉球に薄く塗ってあげましょう。バージンココナッツオイルを塗るとひび割れてしまった肉球が、しっとりと保湿されます。ただ、オイルのつけ過ぎにはくれぐれもご注意ください。
また、ココナッツオイルでアレルギー症状を起こしてしまう犬もいるため、心配な場合はアレルギーテストを行いましょう。ココナッツオイルを塗りながらの保湿ケアは、犬と飼い主とのスキンシップにもなるので、定期的に行うと良いでしょう。
ココナッツオイルを食べて皮膚を健康に
ココナッツオイルを犬の食事に取り入れると、皮膚トラブルの改善を始めとした、健康効果も期待できます。
食事に取り入れる際のココナッツオイルの量は、初めのうちは1日に小型犬で小さじ1/4くらい、大型犬で小さじ1くらいがおすすめです。これを3~4週間続け、慣れてきたら、体重4.5kgの犬に対して1日に小さじ1を目安に与えると良いでしょう。
バージンココナッツオイルは常温で固まっているため、湯せんをして柔らかくなってから、犬用フードに混ぜて与えましょう。また、飲み物にバージンオイルを入れる方法もあります。
犬の体に良いとされるココナッツオイルですが、肥満気味の犬に多くの量を与えるのは控えましょう。与え過ぎは動脈硬化のリスクを高めるだけでなく、下痢や腎臓に負担を掛ける恐れもあります。犬の食事にココナッツオイルを取り入れるなら、必ず適量を守りましょう。
犬に嬉しいココナッツオイルの効果とは
ココナッツオイルを使用して犬の肉球ケアをすると、乾燥を防いだり、肉球を健康に保ったりなどの効果が期待できます。また、ココナッツオイルを犬に与えると、皮膚炎や皮膚のかゆみに作用したり、犬の毛艶に作用したりなど、皮膚の健康維持にも役立つといわれています。
また口臭が気になる犬のケアに用いられたり、お腹の中では、食事で得た栄養の吸収を助けたりする作用もあります。ココナッツオイルは、塗っても食べても犬の健康に効果が期待できるアイテムといえるでしょう。
おわりに
人間の食用として話題になったココナッツオイルは、犬の乾燥などにも有効に作用するといわれています。ココナッツオイルを塗って肉球をケアしたり、毎日の食事に取り入れて犬の体内から、皮膚の健康を保ったりなど、使用方法はさまざまです。
特に乾燥が気になる季節は、犬とのスキンシップを楽しみつつ、しっとりと柔らかい肉球、健康的な皮膚や毛艶を手に入れるためにも、ココナッツオイルを上手に活用してみましょう。
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