2017.10.20暮らし

ミニチュア・ダックスの性格・飼い方・しつけ・病気について

長い胴体と短い足が魅力のミニチュア・ダックスフンド。ペットショップでも大変人気がある犬種ですが、もともと狩猟犬であることから無駄吠えが多く、神経質な面もあります。また、胴長短足であるため、椎間板ヘルニアにもかかりやすくなっています。ミニチュア・ダックスの性格と、飼い方の注意点をご紹介します。

ミニチュア・ダックスの性格

ミニチュア・ダックスは基本的に友好的な性格です。人によく懐くため、初心者にも飼いやすい犬種といえます。また、遊ぶのが大好きなため、犬とたくさん遊びたい飼い主にもぴったりです。しかし、もともと狩猟犬だったため、無駄吠えする子が多いという短所もあります。
ロングコートかスムースコートか、ワイヤーコートかによっても性格が異なります。スムースコートダックスフンド（毛が短いダックスフンド）には、活発で遊び好きな子が多い傾向があります。また、飼い主に対して3種の中で一番忠実です。
ロングコートダックスフンド（毛が長めのダックスフンド）は、おとなしく、温厚で甘えん坊な子が多いのが特徴です。ただし、少し神経質なところがあります。
ワイヤーヘアーダックスフンド（硬い毛のダックスフンド）は3種の中で一番社交的で、独立心があります。しかし、いたずら好きな面もあるため、飼うときには注意が必要です。

ミニチュア・ダックスの飼い方

ミニチュア・ダックスは好奇心が強いため、外を歩くのが大好きです。元狩猟犬のため、運動も好みます。飼う際は、散歩や運動がかかせません。毎日体を動かすと気分転換になるだけでなく、太りやすいミニチュア・ダックスの肥満予防にもつながります。

また、体が小さいミニチュア・ダックスは、周囲の危険に敏感です。神経質な面があり、安心できる場所がないと疲弊してしまうことがあります。落ち着けるように、狭くて暗い犬だけのスペースを作ってあげましょう。何かあったときに逃げ込める場所があると、精神的に安定して、むやみに吠えたり噛んだりすることが少なくなります。

ミニチュア・ダックスのしつけ

しつけをする際に大切なのは、飼い主のことをリーダーだと認識させることです。犬が飼い主ではなく自分をリーダーだと思ってしまうと、言うことを聞かなくなり、いたずらや無駄吠えをしても止められなくなってしまいます。
また、ミニチュア・ダックスはよく吠える犬種のため、無駄吠え対策もしておく必要があります。しつけのポイントは、犬が吠えても構わないことです。吠えるのをやめさせるために餌をあげたり、ケージから出してあげたりしていると、飼い主は吠えれば言うことを聞いてくれると学んでしまいます。ミニチュア・ダックスが吠えて何かを要求していても、なるべく無視するようにしてください。
散歩中、人や車に吠える場合は、すぐに目を見て叱りましょう。長々叱っても犬はなぜ叱られているか理解できないため、吠えたすぐ後に短く叱るのが一番効果的です。

ミニチュア・ダックスがかかりやすい病気

椎間板ヘルニア

胴が長くて足が短いミニチュア・ダックスは、椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。遊びや運動の最中に腰に負担をかけないように、注意して見ていてあげましょう。ヘルニアになると、歩き方がおかしくなったり、散歩を嫌がったりという様子が見られます。ひどい場合は、後ろ足を動かせなくなってしまうこともあるため、兆候は見逃さないようにしてください。

外耳炎

ミニチュア・ダックスは耳が大きく垂れているため、他の犬種に比べ汚れがたまりやすく、外耳炎にかかりやすい傾向があります。外耳炎になると、耳が聞こえにくくなったり、鼓膜が破れたりことがあります。耳が痒そうな素振りを見せるとか悪臭がするような場合は、病院で診てもらいましょう。

ミニチュア・ダックスにおすすめの食事

ミニチュア・ダックスは動くことが大好きなこともあり、食欲旺盛な犬種です。体重コントロールには気を配ってあげましょう。特に、避妊・去勢手術をした後はどうしても太りやすくなってしまいますので、ダイエット用の療法食に切り替えて、肥満にならないよう、飼い主がしっかり食事管理をしてあげることが必要です。

おわりに

ミニチュア・ダックスは好奇心が強く人懐っこい犬です。しかし、無駄吠えをすることが多いため、吠え癖のしつけには力を入れる必要があります。また、椎間板ヘルニアや外耳炎にかかりやすいため、注意しておかなければなりません。ミニチュア・ダックスは賢く、飼い主と遊ぶのも好きな飼いやすい犬種です。しつけや病気対策に気を配りながら、楽しくお世話をしてあげましょう。

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