2018.01.26暮らし

冬の犬のお留守番に必要な暖房器具や寒さ対策について

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犬のお留守番に必要な寒さ対策冬になると、愛犬の寒さ対策が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ふわふわとした下毛(アンダーコート)が生えてくる犬種は、その中に空気をたっぷりと蓄えるため、多少の寒さは問題ありません。しかし、常にエアコンの効いた室内で過ごす室内犬の場合、温度調節がそれほど上手にできないこともあります。
本格的な寒さが到来する時期にお留守番をさせるとなると、暖房器具の必要性や使い方が気になりますよね。今回は愛犬の寒さ対策について考えてみましょう。

 

犬は寒さを感じるの?

エアコンの効いた室内でも、足もとはなかなか温まらない…そう感じた経験はありませんか?犬は身体が小さく私たち人間より足が短いため、冷たい空気がたまりやすい地面に近いところにいて、温度変化の影響を受けやすい、つまり寒さを感じやすいといえます。
 
ただし、犬が感じる寒さの度合いは犬種によって異なります。
北方原産の犬種は毛皮が「ダブルコート」と呼ばれる二重構造になっており、「オーバーコート」と呼ばれる硬く長い毛と、「アンダーコート」と呼ばれるやわらかく空気を蓄えやすい毛を持っています。冬はアンダーコートが多めに生えるため、比較的寒さの影響を受けにくいといえるでしょう。
 
一方、オーバーコートのみ生える「シングルコート」の犬種は、温度調節があまりうまくできません。また、皮膚病で毛が薄くなっている犬や耳が大きく放熱しやすい犬種、子犬や老犬なども寒さに弱いと考えましょう。

 

寒い!と感じているサイン

寒い!と感じているサイン犬が寒がっているときは、次のようなサインを見せます。身体が冷えると病気のリスクも高まるため、このような様子が見られたときは寒さ対策をしてあげましょう。

 

 

 
・身体が震えている
・小さく丸まってあまり動かない
・ずっと眠っている
・散歩を嫌がる
・水を飲む量が少ない
逆に暖房が効きすぎていると、舌を出してはあはあと息をすることも。様子を見ながら温度を調節してあげてください。

 

これはやっちゃダメ!防寒対策NG集

寒いからといってお散歩をやめると、ストレスと血行不良でかえって冷える原因となることも。気温に応じて洋服を着せるなどしたうえで、毎日お散歩に連れていってあげてください。
 
ただし、室内でも洋服を着せっぱなしにしていると、犬が本来持っている体温調節機能が衰えてしまいます。靴下の着用も同じことです。洋服は散歩のときだけで十分です。また、重ね着は犬のストレスとなるのでおすすめできません。
 
こたつやホットカーペット、ヒーター、使い捨てカイロなどの人間用暖房器具はおすすめできません。低温やけどや熱中症、脱水症状、乾燥による皮膚病などの原因となることがあるためです。
カイロは中身を出して誤食してしまうリスクがありますし、こたつはポメラニアンなどの好奇心旺盛な犬がコードをかじってしまう事故も考えられます。特に留守番のときは使わないようにしましょう。

 

安全でポカポカ♪愛犬が快適に過ごせる防寒対策

愛犬が快適に過ごせる防寒対策犬はお腹が地面に近く冷えやすいので、犬用のベッドに毛布やひざ掛けなどの暖かいものを敷いてあげましょう。
ケージに入って過ごす犬の場合は、ケージ用のカバーをつけてあげることをおすすめします。ケージに冷気が入らず暖かさがキープでき、安全かつ快適に過ごせます。
 
お留守番のときにおすすめの暖房器具は「湯たんぽ」です。湯たんぽなら火や電気を使いませんし、空気も乾燥しないため安心です。80~100℃のお湯を入れ、しっかりとフタを閉めて犬用ベッドのそばに置いてあげてください。
低温やけどをさせないために、お湯を入れた後の湯たんぽを自分で触って熱くないかを確かめたうえで、愛犬の肌が直接湯たんぽに触れることがないよう、カバーの上からさらにバスタオルなどを巻きつけることをおすすめします。
 
湯たんぽは、繰り返し使用できるジェルタイプのものもあります。レンジで温め、専用のカバーをかけて使用します。念のため、誤飲しても身体に影響のない犬用のものを選びましょう。
また、日常のケアであるブラッシングも防寒対策としておすすめです。血行が促進されるので身体が温まり、毛の中に空気の層ができて保温効果も期待できます。

 

おわりに

寒さを感じても、犬は口に出して「寒い」と言うことはできません。コミュニケーションをしっかりとることで、快適な状態をキープしてあげましょう。
こたつやカイロなどの暖房器具の使用は避け、毛布や湯たんぽなどの安全なものを利用して寒さ対策をすることをおすすめします。
また、冬はどうしても室内が乾燥しがちになります。空気が乾燥していると人間と同じく病気にかかりやすくなるため、加湿器を利用して快適な湿度を保ちましょう。

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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