猫の感情は鳴き声やしっぽに表れる?愛猫の気持ちがわかるしぐさとは
猫は気まぐれな生き物と思われがちですが、愛猫の感情が少しでも分かったら良いのにと思うことはないでしょうか?
実は、感情が分かりづらい猫も鳴き声やしっぽの動きから感情を読み取ることができます。そこで今回は、知っておくと便利な愛猫の気持ちが分かるしぐさをご紹介します。
鳴き声
猫の鳴き声には、さまざまな感情が表れています。声色に特徴があるため、覚えておくと飼い猫の言いたいことが分かるかもしれません。
ゴロゴロと喉を鳴らすような鳴き声
くつろいでいるときや、幸せなとき、甘えているときなどに、ゴロゴロと喉を鳴らすことがあります。
このような鳴き声を出しながら飼い主にすり寄ってくる場合は、猫が甘えている証拠です。優しくなでてあげると猫も気持ち良くリラックスすることができるでしょう。
ニャーニャーやミャオミャオなどよく鳴くとき
ごはんの催促や関心を引きたいときに、大きめの声でたくさん鳴くことがあります。
また、遊んでほしい場合にもこのような鳴き声を出すことがあります。
シャーッやフーッなどの唸り声
緊張状態や相手を威嚇しているときは、唸り声を上げます。
このような場合、猫は興奮状態にあるため、唸り声を上げている状態のときはそっとしておいた方が安全です。下手に手を出して引っかかれることのないよう注意しましょう。
しっぽの動き
一番猫の気持ちが分かりやすく、感情を豊かに表現しているのがしっぽです。犬が嬉しいときにしっぽを振るのは有名ですが、実は猫もしっぽで感情を表しています。
大きく分けて、主に以下のような感情を表現しています。猫の気分を知りたい場合は、まずしっぽに注目してみましょう。
しっぽをピンと立てている
嬉しいときや甘えているときに見られるしぐさです。
一説によると、子猫が母猫にお尻を舐めてきれいにしてもらうときに行っていたしぐさの名残といわれています。飼い主に向かってこのようなしぐさをする場合は、甘えていることが多いようです。
しっぽを垂らしている
なにか失敗をしたりして落ち込んでいるときや、気分がすぐれないときに見られるしぐさです。
また、体調を崩しているときにもしっぽを垂らしていることがあります。猫がしっぽを垂らしている場合は、体調に変化がないか注意深く観察するようにしましょう。
しっぽの毛を逆立てている
驚いたり、恐怖を感じたりしているときに見られるしぐさです。臆病な性格の猫は、日常生活の中でも大きな音や物に恐怖を感じてしっぽの毛を逆立てることがあります。
この状態が続くことは、猫にとってとてもストレスになるため、しっぽの毛を逆立てていることが多い場合、原因を特定して、対処してあげてください。
後ろ足の間にしっぽを挟むように丸めている
強い恐怖を感じていたり、相手に服従のポーズをとったりするときのしぐさです。
緊張状態にあることが多いため、下手に近づいたり手を出したりすると、引っかかれてしまうことがあります。不必要に構わないよう注意しましょう。
しっぽを振る
しっぽを振っている場合、振り方によって感情が異なります。犬と違い、猫がしっぽを振っているときは、機嫌が悪かったり不快感を表していたりすることが多いようです。
また、なでたり抱きかかえたりしているときにしっぽを振っている場合、ストレスになっている可能性もあるため、あまり構い過ぎない方が良いでしょう。
猫がお昼寝中に呼びかけた際に、軽くしっぽの先を振ることがあります。この場合は、猫なりの返事です。あまりしつこく呼びかけると機嫌を損ねてしまうため、このようなときもそっとしておいてあげましょう。
おわりに
猫は、鳴き声やしぐさで感情を表現します。しっぽや鳴き声以外にも、耳やヒゲの動きで感情を表していることもあります。さまざな猫のしぐさを理解して、猫の感情を読み取り、より快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
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