2016.09.27ノミ・ダニ

愛犬との草むらへのお出かけは要注意?マダニの生息地や生態とは

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マダニの生息地や生態

愛犬と一緒に散歩やお出かけをするのはとても楽しいですよね。しかし、その際に気を付けなければならないのが「マダニ」です。マダニは散歩の際につくことが多く、寄生されると皮膚の腫れや貧血などの症状を引き起こす恐れがあります。しかし、このマダニがどの場所に生息しているのか、ご存じない方も多いと思いのではないでしょうか。

そこで今回は、散歩やお出かけの際に注意したい、マダニの生息地やその生態についてご紹介します。

 

マダニの生息地はどこ?

マダニの主な生息場所は、草むらの中です。山や森林、河川敷の草むらに生息し、近付いた動物に寄生します。旅行でキャンプなど自然が多い場所に行くときは、注意が必要です。しかし、山や森に近付かなければ良いというわけではありません。散歩で通る公園や家の庭などにも、マダニは潜んでいることがあるため、気を付けなければなりません。

現在マダニは日本で20種類以上が確認されており、その生息地は日本全域とも言われています。以下では、日本で多く生息しているマダニの生息地をご紹介します。

 

【日本全土】

タネガタマダニ

キチマダニ

オオトゲチマダニ

 

【沖縄・九州】

クリイロコイタマダニ

オウシマダニ

ミナミネズミマダニ

 

【北海道・北海道】

ツリガネチマダニ

ヤマトチマダニ

 

マダニの生態とライフサイクル

生態とライフサイクル

マダニとは、よく耳にする家ダニとは異なり、クモやサソリのような8本足の節足動物です。大きさは吸血する前が約3~4mm、吸血することで約3倍もの大きさに膨れ上がります。気候の温暖な5~9月の間に発生することが多いですが、最近では冬でも温かい場所が多く、季節問わず活動するマダニがいるため、年間を通して注意する必要があります。

 

マダニのライフサイクルは、卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニ→産卵です。卵から孵化した幼ダニは、動物に寄生して約3~4日吸血を行い、満腹になると宿主から離れて脱皮を行い、また他の宿主に寄生します。これを一生のうちに3回繰り返し、成ダニに成長して産卵を行います。

 

寄生する際には、草むらなどに近付いた犬の熱や振動、二酸化炭素を感知し、吸血しやすい目の周り、耳、頭、足の間などに寄生します。1度寄生したマダニは、簡単に取ることはできません。無理に取ろうとすると、体の1部が皮膚に残り、そこから化膿する恐れがあります。そのためマダニを発見したら、すぐに獣医さんに相談するようにしてください。

 

マダニから愛犬を守るには

マダニから愛犬を守る

体をチェックする

マダニから愛犬を守るためには、普段から体に変化がないかチェックする必要があります。普段から体をチェックすることで、異変に気付きやすく、マダニの早期発見につながります。特に、マダニがつきやすい目の周りや耳の裏などはしっかり確認しましょう。そして、草むらなどマダニが多く生息している場所を通った際には、シャンプーで体を洗うようにするのも効果的です。

 

予防薬を使用する

マダニの予防薬を使用しておく方法もあります。予防薬には「スポットタイプ」「スプレータイプ」などがあり、愛犬の体にあったものを選ぶことが可能です。この予防薬を使用する際には、獣医さんにアドバイスをもらうようにしましょう。

 

スポットタイプ

予防薬を体に投与するタイプのため、手軽で使いやすい予防薬です。なめても平気なものが多いため、体に負担がかかりません。効果は1~3カ月続きます。

 

スプレータイプ

予防薬を全身に吹きかけて使用するタイプです。即効性と持続性があり、愛犬が使用しているケージなどにも使用することができます。約1カ月効果が続き、シャンプーをしても影響はありません。

 

おわりに

さまざまな病害を引き起こすマダニには、常に注意が必要です。愛犬を守るためにも、マダニの生態をしっかり理解して予防を行い、寄生されやすい場所には、あまり近づかないようにお出かけを楽しみましょう。そして、マダニが体についていた場合は、早めに獣医さんに相談してください。

愛犬の健康に害をおよぼすマダニは、フロントラインで予防することをおすすめします。フロントラインは、動物病院でのみ処方される動物用医薬品であり、利用方法も簡単。シャンプー、お風呂、トリミングを行ったあとでも、皮毛や皮膚が乾いていればすぐに投与ができます。また、多頭飼育はスプレータイプの利用をおすすめしています。使用する前に獣医さんと相談し、愛犬に合ったフロントラインの利用を検討してください。

マダニの生息地を避けて散歩をしたとしても、寄生されてしまう場合もあると思います。ドッグランや公園などで予防をしていない他の犬と触れ合ったときに寄生されてしまう場合もあるでしょう。愛犬の健康のために定期的に予防や体のチェックを行い、愛犬を守りましょう。

 

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