チワワの性格・飼い方・しつけ・病気について
世界で1番小さい犬種と言われるチワワは、かわいらしい見た目としつけやすさから、常に人気犬種ランキング3位以内に入るほどの人気があります。一人暮らしの方や高齢の方にも飼いやすい犬種ですが、見た目に反して攻撃的な面があるため、特性を知らずに飼うと苦労してしまうかもしれません。
今回は、そんなチワワについてご紹介します。
チワワの性格
チワワは好奇心が強く活動的です。性格は忠実で、飼い主に対して強い愛情を向けます。臆病で警戒心が強い反面、自分よりずっと体格の大きい犬に向かっていく勇敢な側面もある犬種です。
不審者を見つけると吠えて教えてくれるため、番犬にも向いていますが、警戒心の強さから、見知らぬ人に敵意を示すこともよくあります。吠えたり噛み付いたりするおそれもあるため、知らない人に会わせるときは注意しましょう。
チワワの飼い方
チワワは非常に小さいため、室内を走り回るだけでも十分な運動ができます。しかし、気分転換させてあげるためにも、散歩には定期的に連れていきましょう。
メキシコ産であるチワワは寒さに弱いため、冬に散歩をする場合は服を着せてあげるなど、寒さ対策をすることをおすすめします。
また、骨が細いにも関わらず好奇心旺盛な性格のため、高いところに登ったり勢いよく走り回ったりと、危険な行動をすることも多く、ちょっとしたことでけがをしてしまいます。大切な飼い犬がけがをしないように、注意しましょう。
チワワのしつけ方
小さく華奢でかわいいチワワは、つい甘やかしてしまいがちです。しかし、子犬のときから甘やかして育ててしまうと、攻撃的でわがままな性格になってしまいます。言うことを聞かない子にしないために、子犬のうちからしっかりとしつけをしましょう。
また、チワワは臆病な性格のため、必要以上に吠えることもよくあります。無駄吠えが癖になってしまうと、ご近所迷惑になってしまうことがあるため、チワワが吠えそうになったときは、低い迫力のある声で叱るといった対策を取ってください。叱られて吠えるのを止めたときは、大げさなくらいに褒めてあげましょう。頭をなでたり、犬の好きなおやつをあげたりすることも有効です。
チワワがかかりやすい病気
チワワを飼う際には、注意しなければならない病気がいくつかあります。
膝蓋骨脱臼
膝の皿がずれたり外れたりしてしまう「膝蓋骨脱臼」という病気です。チワワに限らず小型犬に多く見られる病気で、先天性のものと、転んだり高いところから落ちたりして起こる後天性のものと2種類があります。チワワが足に痛みを感じているようなそぶりを見せたら、膝蓋骨脱臼を心配したほうが良いかもしれません。
角膜炎
チワワは目が大きく飛びでていることが特徴的でかわいらしいですが、それゆえに角膜炎起こしやすい犬種でもあります。必要以上にまぶしがったり、目が充血していたりする場合は動物病院で獣医師に相談しましょう。
低血糖症
チワワは体が小さいため、低血糖症を起こしやすいです。
低血糖症とは、血液中の糖分が著しく低下すること。ぐったりしてしまったり、まひを起こしたりし、子犬の場合は最悪の場合死に至ることもあります。食が細い子は特に低血糖を起こしやすいため、生後3カ月くらいまでは毎日体重を量り、異常がないかチェックしましょう。
その他にもチワワは水頭症・尿路結石症・気管虚脱・僧帽弁閉鎖不全・肛門嚢炎にかかりやすいため、注意してください。
おわりに
チワワは飼い主に忠実で、初心者でも飼いやすい犬種です。一方で臆病な側面があるため、しつけがうまくいかないと恐怖心から攻撃的な犬になってしまう可能性もあります。子犬のうちからきちんとしつけてください。
しつけや健康管理に気を配り、チワワと楽しく暮らしましょう。
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