マンチカンの性格・飼い方・しつけ・病気について
マンチカンは「猫界のダックスフント」と呼ばれるほど、短い足が特徴の猫種です。猫の中でもひと際キュートなその見た目に、心をつかまれてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、かわいらしいマンチカンの性格や飼い方についてご紹介します。しつけのポイントや気をつけるべき病気にも触れながら、マンチカンの魅力に迫ります。
マンチカンってどんな猫?
まずはマンチカンの発祥や特徴、性格などに触れながら、マンチカンがどんな猫かについてお伝えしましょう。
マンチカンのルーツはアメリカ
マンチカンの発祥には諸説ありますが、アメリカのルイジアナ州で発見されたといわれています。元々は野良猫で、トラックの下にいるところを発見されたのです。当初、マンチカンの足が短いのは体の異常が原因と考えられていました。しかし、検査をした結果、至って健康ということが分かり、今ではこの特徴的な短い足もマンチカンのチャームポイントです。
また、マンチカンの名前は、英語で小さい子や子供を指す「munchkin」(マンチキン)が語源とされています。
1980年代からアメリカ北部で繁殖が続けられ、1995年に新種の認定を受けたマンチカンは、今や世界中の方々から愛される猫種です。
マンチカンの特徴と性格
マンチカンの特徴は、何と言っても短い足でしょう。すらりとした足を持つ猫種とは異なり、短い足でトコトコと歩きます。そのためマンチカンは、ミステリアスなイメージの猫とはまた違う、憎めないような愛くるしさを持っているのです。そんなマンチカンの性格は、明るく元気な行動派で遊ぶことが大好き。とても好奇心が旺盛な猫といえます。
マンチカンの飼い方やしつけについて
マンチカンは活発で元気な性格ですが、人懐こく穏やかな面も持ち合わせています。そのため、環境に順応しやすく初心者の方でも飼いやすい猫種です。マンチカンの穏やかで優しい性格は、人間だけではなく他の猫にも発揮されます。もしマンチカンが1匹で寂しそうにしていたら、複数の猫と一緒に飼うことも可能です。
ただ、マンチカンはいたずら好きでもあるため、小さい頃からきちんとしつけを行ってください。中でもマンチカンの叱り方には注意が必要です。マンチカンが悪いことをしたらたたくのではなく、鼻先をツンと少し突く程度にして、優しく諭すように繰り返ししつけをしましょう。
マンチカンがかかりやすい病気って?
最後に、マンチカンがかかりやすい病気、飼う上での注意点をご紹介します。他の猫種とは違う、マンチカンならではの事情もあるため、良く理解しておきましょう。
マンチカンは椎間板ヘルニアになりやすい
足が短いマンチカンは、他の猫種と比較して椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。さらに、外耳炎・毛球症・伝染性腹膜炎にもかかりやすい猫種です。マンチカンに気になる症状がみられる場合は、すみやかに動物病院で獣医師による診察を受けましょう。
体重管理を徹底する
マンチカンは体質的に太りやすいため、室内でもキャットタワーを用意し運動させるなど、環境作りを大切にしましょう。足が短いマンチカンが太ってしまうと、ウェイトオーバーにより歩行が難しくなる可能性もあります。マンチカンが運動不足に陥らないように配慮するとともに、体重管理には特に気を配ってください。
誤飲させないよう配慮する
マンチカンの好奇心旺盛な性格により、床に落ちている物を誤って飲み込んでしまう恐れがあります。中でも子猫のマンチカンには注意が必要です。そのため、マンチカンが飲み込む可能性のあるものは、猫の手が届くところや床に置かないようにしましょう。
おわりに
今回は、足が短くてキュートな猫種マンチカンについてご紹介しました。マンチカンは初心者の方や、他の猫と一緒に飼うのに適している猫です。ただし、好奇心が旺盛でいたずら好きな性格ですし、子猫の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。これからマンチカンを飼いたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
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