2018.01.24暮らし

暴れる猫の爪切りで失敗しないコツは？爪切りの頻度や抱き方などをご紹介

あなたの家の猫は、爪切りをすんなりとさせてくれますか？おとなしくしている猫も中にはいますが、猫は基本的に押さえつけられるのが苦手なため、ほとんどの猫は爪切りを嫌うものです。しかし、室内で暮らす猫にとって爪切りはとても重要なため、嫌がったとしても定期的に行う必要があります。
そこで今回は、室内で飼っている猫の爪を切る必要性や、爪切りで失敗しないコツなどをご紹介します。

なぜ猫の爪切りは必要？

外で暮らす猫は、毎日たくさんの距離を歩きまわったり、木に登ったりして自然に爪がすり減る機会が多いため、家内飼いの猫のように爪が伸びすぎることはほぼありません。

一方、室内飼いの猫は、外で暮らす猫と比べると運動量がとても少ないため、爪を切らずに放っておくと爪が長くなるにつれ先端がとがってしまい、カーテンやじゅうたんに引っかけて爪を折ってしまったり、自分の肉球に刺さったりする恐れがあります。
また、人がケガをしてしまう可能性も高まるため、猫や飼い主の安全のためにも、定期的に猫の爪を切ってあげることが必要なのです。

猫の爪とぎだけではダメなの？

猫は自分自身で爪とぎを行います。猫の爪は何層にもなっており、爪とぎをすることによって古い層の爪をはがし、新しい爪に生まれ変わらせているのです。
猫が爪をといだ後をよく見ると、縦に割れたさや状の爪が落ちていることがありますよね？それは爪の1番表面にあった古い層です。

しかし、高齢の猫は爪とぎを自分であまりしなくなる傾向があり、そのまま放置してしまうと古い爪がいつまでもはがれずに残ってしまい、爪が太くなり巻き爪に変形することがあります。そうなると爪が肉球に刺さったり、歩きにくさが原因で関節に悪影響を及ぼしたりすることも。そのような状態を避けるために、猫の爪切りはとても大切なのです。

猫の爪切りのポイントとは？

まずは猫専用の爪切りを用意しよう

人間用の爪切りを使うと、硬くて切りにくいだけでなく、挟みきれないことがあるため、猫専用の爪切りを準備するようにしましょう。猫の爪に合わせて作られています。
また、猫用の爪切りには、はさみ型やニッパー型などがありますが、猫を飼い始めたばかりの方は、扱いやすいはさみ型タイプがおすすめです。

爪切りの頻度

爪切りは、子猫のうちから慣らしていくことが大切です。生後2カ月くらいから始めてあげましょう。また、子猫は成猫よりも爪が伸びやすいため、1週間に1度は触って確認してあげてください。
成猫や老猫は、基本的には2週間に1度くらい、抱っこした時などに爪を触って長さや先端のとがり具合を確認し、その時点で伸びていたら切ってあげましょう。

爪切りする際の抱き方

猫は正面からじっと見られることを嫌う性質があります。そのため、爪切りの際はイスに座り、猫を後ろ向きで太ももの上に乗せ、後ろから包み込むように抱きかかえましょう。
猫の背中を飼い主のお腹に密着させると、猫の不安が和らぐほか、爪も切りやすいですよ。

猫の爪を切るコツ

猫の爪切りを行う上で大切なポイントは「時間をかけずすばやく行う」「リラックスしている時に行う」ということです。
遊びに夢中な活発な時間に無理やり捕まえて行うと、警戒心を強めてしまうため、暴れたり嫌がったりする可能性が高くなってしまいます。
そのため、食後に日なたぼっこしながらうとうとしている最中や寝起きなど、リラックス状態の時にそっと抱っこをして、時間をかけずに行うと、比較的スムーズに行えるでしょう。

しかし、いくら寝起きでも、爪切りと分かるとすぐに暴れる猫もいます。
そのような時は、猫の体をバスタオルでくるんだり、頭部分または全身に洗濯ネットなどをかぶせたりすると、落ち着くことが多いようです。ぜひ試してみてください。

おわりに

今回は、室内で飼っている猫の爪を切る必要性や、爪切りを失敗しないコツなどをご紹介しました。
猫の爪切りは、猫のケガ防止対策としてだけではなく、飼い主が爪で引っかかれたり、家のカーテンや家具などへの被害を少なくしたりするためにも、必要なことです。
警戒心が強い猫の爪を切るのは大変な場合もありますが、猫のコンディションに合わせて、なるべく定期的に行ってあげてくださいね。
どうしても家で行うのが難しい場合は、ペットサロンや動物病院などにお願いするようにしましょう。

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