子猫と老猫で違う!猫の年齢によって変えたいおもちゃや遊び方
子猫と老猫で違う!猫の年齢によって変えたいおもちゃや遊び方
猫は家の中に十分動き回れるスペースがないと、ストレスがたまり体調を崩してしまうことがあります。もしスペースに余裕がない場合は、おもちゃを使って運動量を増やしてあげましょう。特に子猫の間は走ったり動き回ったりしたい時期のため、一緒に遊んであげることがとても大切です。また老猫の場合も運動不足解消のため、1日1回は動く時間を作ってあげるようにしましょう。
そこで今回は、猫のそれぞれの年齢に合うおもちゃや遊び方についてご紹介します。
子猫のおもちゃと遊び方
猫は人間よりもずっと速いペースで成長するため、子猫と呼べる期間は生後0~9カ月くらいまでとなります。生後9カ月になると子どもが産める体になり、生後1年で立派な成猫になります。
子猫の時期は好奇心旺盛で、動くものをみると飛びついたり、噛み付いたりして遊びたがる傾向があります。そのため子猫には、骨や筋肉を鍛えるため、また、ストレスをため込まずにスクスクと成長を促すためにも「思い切り噛める」「飛び跳ねられる」おもちゃがおすすめです。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみには猫自身の匂いが付きやすく、抱え込んで思い切りキックしたりパンチしたりできるため、特に好奇心旺盛な子猫におすすめです。あまり大き過ぎると警戒してしまう可能性があるため、子猫よりも少し小さめ、または同じサイズくらいのぬいぐるみを選ぶようにしましょう。
噛むおもちゃ
子猫には噛むタイプのおもちゃもおすすめです。生後3~6カ月頃の子猫は歯が生え変わる時期のため、口の中のかゆみが気になり、いろいろなものに噛み付きたがる傾向があります。
そのためこの時期の子猫は、飼い主の手も噛みたがりますが、成猫になって噛みぐせが残らないよう、子猫の時期にしつけをすることが大切です。
思い切り噛めるおもちゃを選ぶ際は、子猫の歯や口の中を傷つけないよう、フェルトやコットンなどのやわらかい素材でできたものを与えるようにしましょう。
キャットタワー
猫は高い所を好みます。子猫のうちから高い所に上りたがりますが、ペットとして飼われると親猫から登り方を教わる機会がないため、自分自身で学ばなくてはなりません。
そのため、ジャンプの仕方や加減がしっかりと身につくまでの間に高過ぎる所に登ってしまい、降りるときにケガをしてしまうこともあります。猫に高い場所への登り方を学ばせてあげるためにも、安全な高さのキャットタワーを用意してあげるのもおすすめです。
成猫のおもちゃと遊び方
成猫とは1歳半から6~7歳くらいまでの猫を指します。1番体力がある活発な時期のため、激しく運動できるおもちゃが望ましいでしょう。
猫じゃらし
猫は成長するに連れて、狩りの本能が出てきます。そのため、狩りをする気分を味わえる猫じゃらしがおすすめです。まるで動物が動いているかのように不規則に動かしてみましょう。鳥の羽のような飾りやねずみなど小動物の人形が付いたもの、キラキラした装飾が付いたものなどがおすすめです。
ボール
猫は転がるものを追いかけることが大好きです。フェルトや天然素材のものをはじめ、転がすと光ったり音が鳴ったりするもの、不規則な動きをするものなど、さまざまなタイプのボールが売られています。ボールを転がすことができるスペースをふまえ、大きさや素材を選ぶようにしましょう。
老猫のおもちゃと遊び方
猫が7~8歳くらいになると、老猫と呼ばれるようになります。小さい頃ほど遊びに興味を示さなくなりますが、あまり動かないと筋肉や骨が弱ってしまうため、健康維持のためにも適度に体を動かす時間を作ってあげることが重要です。
トンネルや老猫用キャットタワー
猫用トンネルは、中に入って落ち着くことができるため老猫に適しています。もぐったり隠れたりといった遊び方はあまりしなくなりますが、トンネル内を移動するだけでも運動になります。
また、足腰の筋力を保つためには上下運動が効果的です。老猫用の低めのキャットタワーかまたは低めのイスなどを用意して、ひもやキラキラ装飾が付いたおもちゃで、ゆっくりとその上まで誘導してあげましょう。
匂い付きのおもちゃ
老猫がおもちゃになかなか興味を示さないという場合は、マタタビやキャットニップの匂い付きのおもちゃを与えてみてください。マタタビやキャットニップにはリラックス効果があり、刺激も与えてくれるため老猫にもおすすめです。
おわりに
今回は、猫のそれぞれの年齢に合うおもちゃや遊び方についてご紹介しました。
猫との遊びにおもちゃを使うことで、ストレス軽減効果のほか、子猫の噛みぐせを直したり、成猫や老猫の運動不足を解消することができるため、1日に1回は遊んであげるようにしましょう。
子猫のうちに与えたおもちゃを成猫になってからもずっと大事にする猫も多くいます。動物病院やペットホテルに連れて行くときなどに一緒にキャリーバッグに入れておくと安心する猫も多いでしょう。そのおもちゃに飽きて遊ばなくなってしまっても、処分せずにとっておいてあげることをおすすめします。
猫のおもちゃ
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