ねこの一生を考える 前半その2
こんにちは。松波動物病院メディカルセンタートレーナー部署主任の森夕花と申します。
前回に引き続き、ねこの一生を考える、をテーマにコラムをご紹介したいと思います。
1つめは、キャリーバッグの練習です。の続き(←前回の記事はリンクをクリック!)
次のステップは、扉を装着してみましょう。
扉の開け閉めは猫ちゃんにとって新しい練習です。まずは扉がついている状態で、ここまでの自ら入れるかどうかを見てみてください。扉を気にする様子がないようであれば、猫ちゃんがキャリーバッグには入ってから、びっくりさせないようにゆっくり扉を動かしてみてください。ここでも、猫ちゃんが出たければすぐに出られることがとても重要です。
次はとても短い時間だけ、例えば、1秒だけ閉めてすぐに開けてあげてください。扉のカチャカチャ音が気になる子もいます。少しずつ扉を閉めている時間を増やしていきましょう。扉を閉めている間は、キャリーバッグの隙間からごはんをいれてあげるのもおすすめです。このように、少しずつキャリーバッグに入っていられる時間を延ばしてあげてください。
更に、キャリーバッグを運ぶことも想定して練習しましょう。扉を閉めてしばらく大人しくしていられるようになったら、運ぶ練習をします。これも「少しずつ」がキーワードです。まずはキャリーバッグを1㎝ずらすところからスタートしましょう。ここでも怖い!と思わせないことが大切です。少しずつ動かす距離、持ち上げる動作をしてあげてください。
いざ家の外に連れていくときは、タオルをかけて視界を遮ってあげることがおすすめです。周りの景色を見てパニックになることを防ぎます。キャリーバッグにタオルをかけることも練習しておくといいですね。
今回は少し短いですが、ここまでです。次回は、後半(動物病院に行ったときに重宝する“タオルくるみ”)でご紹介したいと思います。
松波動物病院メディカルセンター
ドッグトレーナー 森夕花
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