猫がぐったりしている、元気がないときに考えられる病気のサイン
いつも元気に走り回っている猫が、急に部屋の隅でじっとしているととても心配になりますよね。
猫は表情などで体調を読み取ることができないため、病気で元気がないのか、単に疲れているだけなのかを判断するのは難しいものです。
そこで今回は、猫の元気がないときに考えられる病気のサインや見分け方などをご紹介します。
早期に猫の病気のサインに気がつくためには
飼い猫の様子の変化に、早期に気づいてあげるためには、猫の生活リズムや特性をしっかりと把握することが大切です。
以下のことを意識しておくと、病気の早期発見につながるほか、動物病院で診てもらう場合にも重要な情報となるため、なるべく毎日確認するようにしましょう。
・1回の食事で1度に食べるフードの量
・便や尿の排泄の量や色、1日の回数
・1日のうちで走り回ったり、遊びに夢中になったりする時間の割合
その他、目やにの量や色、鼻の乾き具合、せきやくしゃみの回数など、ご自身の猫が元気なときの「通常の状態」を詳しく把握しておくと、変化に気がつきやすくなります。
元気がない猫に対して飼い主が確認すべきポイントとは?
猫がぐったりしている際に、飼い主が確認すべきポイントがいくつかあります。
まず以下の点を確認し、異常があるようなら早めに動物病院を受診することをおすすめします。
1.体温
猫の体温は人間よりも高く、平熱であっても38.5~39度くらいあります。
まずは抱きかかえて体全体が熱くなっていないか、冷た過ぎないかどうか、体温を確認しましょう。
2.食事の量
もし、猫が発熱によってぐったりしている場合は、食欲もないことが多いため、いつ頃から量が減り始めたのか、全く食べなくなってどのくらい経ったのかなど、食事の回数や量などもチェックしておきましょう。
3.骨や筋肉
猫は痛みを我慢してじっとしている場合もあります。
猫を膝の上に置き、頭部、手足、背中、お腹など、パーツに分けてゆっくりと優しく触りながら、骨や筋肉などに異常がないかどうかをチェックしましょう。
猫は痛みがある部分を触られるのを極端に嫌がる傾向があるため、触ったときに鳴いたり抵抗したりする場合は、そこが患部である可能性があります。
4.呼吸の仕方
心臓や肺、気管支などの異常が起因で呼吸が速くなり、苦しくて動かなくなるケースもあります。
見るからに呼吸が荒い場合はもちろん、呼吸音が大きい場合や、呼んでも目を開けない場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
【動物医師監修】大事な猫のためのおすすめ商品が満載:松波動物メディカル
猫の性別や年齢別に考えられる病気のサイン
猫に 元気がない場合、どんな病気にかかっているのかを判断するのは、なかなか難しいかもしれません。
しかし、かかる可能性のある病気に関する知識を持っておくと、兆候に気づきやすくなるため、早期発見につながるでしょう。
メスの猫に多い病気
子宮がんや子宮蓄膿症、乳腺炎などにかかりやすいといわれています。
初期段階では食欲も元気もなくなります。
おっぱいやお腹にしこりや腫れがないか、乳首から血や膿が出ていないかもチェックしましょう。
オスの猫に多い病気
代表的なものとして、尿石症や尿道閉塞が挙げられます。
いずれも元気がなくなる前に食欲の低下や嘔吐などがみられるほか、排泄時に鳴いたり、トイレに行くのに尿が出なかったりなどの兆候がみられます。
普段から尿量や尿の色などを把握しておきましょう。
子猫に多い病気
離乳したばかりの子猫は、免疫力が低いため病気にかかりやすい傾向があります。
特に注意したいのが、回虫や条虫などの内部寄生虫です。その他、ウイルスによる呼吸器感染症や猫伝染性腹膜炎(FIP)などもかかりやすいといわれています。
いずれも食欲がなくなるほか、発熱や下痢、嘔吐、お腹が張ったりするため、しっかりと観察することが大切です。
高齢猫に多い病気
多くの高齢猫に発症しやすいのが腎臓の病気です。
高齢になるにつれ腎臓機能が低下し、老廃物が体内に蓄積しやすくなるため、腎不全などを引き起こしやすいのです。
また、足腰の骨の強度も弱くなるため、飼い主が気づかない間に骨折したりヒビが入ってしまったりしている場合もあります。
動かない時間があまりにも多い場合は、抱きかかえて全身をチェックしてあげましょう。
高齢猫は子猫や成猫と比べると活発に動く時間が少ないため、多少動かなくても気がつきにくいものです。
しかし、病気によって元気がない場合は、食欲低下、水を飲む回数やトイレの回数が増える、嘔吐、口臭、体重減少などの症状が出てきます。
しっかりと観察し、早めに気づいてあげることが大切です。
健康管理の一部として、猫のダニやノミといった害虫対策も重要です。
日々の猫とのコミュニケーションから様々な変化に気付き、早急な対策をすることで重大な問題を未然に防ぐことができます。
ダニやノミの駆除と予防には動物病院でもおすすめしている「フロントラインプラス」がおすすめです。
フロントラインプラスは95%の方が満足と回答している猫専用の動物医薬品です。
副作用も少なく、1ヵ月程度の持続性もあるため大切なペットにも安心です。
【関連ページ】フロントラインプラスの詳細ページはこちら
おわりに
今回は、猫の元気がないときに考えられる病気のサインや見分け方などをご紹介しました。普段から寝てばかりいる猫でも、もしかすると病気で動けなくなっている可能性があります。
早期発見のためにも、普段から愛猫の様子をしっかりと観察し、変化に気づいてあげることが大切です。
今回ご紹介したチェックポイントを参考に、異常を感じたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。
【動物医師監修】大事な猫のためのおすすめ商品が満載:松波動物メディカル
松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ
最新記事 by 松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ (全て見る)
- 猫の便秘に要注意!予防と対策を知ろう - 2024年11月21日
- 犬猫の療法食の効果と意外な落とし穴とは? - 2024年11月11日
- チワワの子犬が家にやってきた!こんな時どうする? - 2024年11月8日
本日、16時ぐらいからずっとご飯も食べず、水も飲まず
座椅子で寝ている状態です。時折側に行くと目を開けて
放心状態のような目でこちらを見ています。
目やにも結構出ています。
身体を触ると、熱い状況で、人間用体温計で測ると
41度ほどありました。
明日の、受診で間に合いますか⁇
よろしく的確なアドバイスをお願い致します、
こんにちは、松波動物メディカル通信販売部です。
誠に恐れ入りますが、記載いただいた症状ですと
実際に診療をしないと程度が分かりかねます為、
かかりつけの動物病院までお問い合わせいただくか、
全国に夜間診療所もございますので、お住まいの地域の動物病院をご確認いただければと存じます。
https://lifewithpet.net/
お力になれず大変申し訳ございませんが、何卒よろしく御願いいたします。
猫の病気の件で問い合わせです。
2日前から外出して帰って来なくて、帰ってきたら、外の猫部屋で香箱触りして、餌も食べずいつもの元気が無く遊び疲れてプラスチックケースの中に入ったままでした。
雨も酷くなりケース小屋に入って眠っていました。
本日朝、5時に気になり外を覗くと、猫部屋猫の小屋の上でびっしょり濡れて横たわってグッタリしてました。すぐさま、抱き抱え家に入れてタオルで吹き上げでドライヤーで乾かし毛布にくるみ、湯たんぽをお腹に当て濡れた身体を拭いて上げ今は、呼吸がくるいしいやら時々鳴き声をあげてもがくように毛布から脱出しています。苦しいのやらもがいてかすり声で鳴いています。息苦しいらしく、ゼーゼーと息をしています。
白石さま
こんにちは、松波動物メディカル通信販売部です。
誠に恐れ入りますが、記載いただいた症状ですと
実際に診療をしないと程度が分かりかねます為、
かかりつけの動物病院までお問い合わせいただくか、
全国に夜間診療所もございますので、お住まいの地域の動物病院をご確認いただければと存じます。
https://lifewithpet.net/
お力になれず大変申し訳ございませんが、何卒よろしく御願いいたします。
春先にお腹の大きな野良猫が産んだと思われる生後3ヶ月の子猫を保護しました。保護したのは1ヶ月ほど前ですが、1匹だけ小さくよたよたと弱っていたために捕獲することができました。
小さいながらも元気で病院でも病気はないと太鼓判をいただきました。
が、昨日より、食欲が落ち、気がつけば寝ており、動きもよたよたとしています。
昨夜から栄養のある缶詰を与えたり、ドライフードを替えてみたり、なんとか食べるようになりましたが、よたよたと寝てばかりは変わりません。
明日、病院にかかろうかと思っていますが、急変したりしないかと心配です。
先程22時ころ帰宅したら、急に低い声で泣き叫び、驚いて廊下に出てみると、泣き叫びながらぐったりと横たわってしまい、時々体を反り返り目を見開いて少しよだれを垂らしていました。
暫く動けずにいましたが、我に帰ったようにまた寝場所に戻って今は普通に寝ています。
オシッコもウンチもしていますし、水分もエサも普通に食べています。
急に何が起きたんでしょうか、心配でそばにいます。
こんにちは、松波動物メディカル通信販売部です。
記載の症状からはてんかんなどが考えられますが、
実際に診療をしないと具合が分かりかねます為、
かかりつけの動物病院までお問い合わせいただければと存じます。
お力になれず大変申し訳ございませんが、何卒よろしく御願いいたします。
家の猫の事なんですが教えてください❕14才の猫ですが一月前にいきなりぐったりしてしまい病院に連れていきました。先生は何かの菌が入ったのかもしれないと抗生剤を出してくれました。三日分だけでしたが少し元気になったので安心してましたところまたぐったりしてしまったので今度は近くの病院で同じ薬を出して貰いました。しかし良くなるどころか元気もなく食欲もなく水も飲まない状態に、、、レントゲンも血液検査もして貰いましたがどこと言って悪いところはないと言われました。立ち上がる事も出来ません❕ただ首の付け根にしこりがあって10円だまくらいの大きさです!でもそれは問題ないと言う事でした❕もう、ダメなのかなと心配です❕泣きたくなるどうろたえております!どうしてなのでしょう?
目黒好子様
こんにちは、松波動物メディカル通信販売部です。
ご返信が遅くなりまして申し訳ございません。
すでに動物病院に行かれているが悪化されているということですので、
再度病院へ症状を相談するか、違う病院へセカンドオピニオンをとっていただくか、
まだやっていない検査をしていただければと存じますが
立ち上がることもできないほど悪化している状態であれば、
早急に再度動物病院にて診察を受けることをお勧めいたします。
全国に夜間診療所もございますので、お住まいの地域の動物病院をご確認下さい。
https://lifewithpet.net/
お力になれず大変申し訳ございませんが、何卒よろしく御願いいたします。
こんにちは!突然失礼いたします。
雄猫2歳です。キジ猫で、体重が6.5キロあります。とても食欲旺盛で、遊び好きで、運動も良くします。1週間前から頻尿で何度もトイレに行く為、病院を受診しました。抗生剤を処方されました。1週間後に再度受診予定が途中で血尿が出た為に、再度受診して、止血剤も処方されました。ですが、頻尿が治まりませんでした。1週間後の検査で、細菌は無かったのですが、pHが高い、潜血がプラス二つの為、ステロイドをプラスしていただきました。その次の朝食事に加えて与えました。その後から元気がなくなった為にステロイドは1錠しか与えていません。ですが、翌朝から食欲もなく、ぐったりしております。祝日で病院が休みなのですが、緊急な対処が必要でしょうか?
浦志美奈子様
こんにちは。松波動物病院メディカルセンターの松波です。コメントへの返信が遅くなりまして申し訳ございません。
もうすでにかかりつけ医の方を受診されているかもしれませんが、お示しして頂きました症状におきまして、ステロイドを処方することはあまり経験がありません。またステロイドは一過性に食欲増進や飲水量の増加を促しますが、ステロイドを服用しているにも関わらず食欲が落ちているのは気がかりですので、かかりつけ医に直接ご相談頂ますよう、宜しくお願い申し上げます。
松波動物病院メディカルセンター
獣医師 松波登記臣 拝