2017.11.15暮らし

猫はうさぎや鳥とも仲良しになれる?他の動物との相性と一緒に飼う時の注意点

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猫と他の動物を飼う時の注意点猫を他の動物と一緒に飼えるかどうかは、猫の性格によって判断が異なりますが、猫の特性や習性をふまえ、安全な環境をしっかりと整えることで、猫と一緒に飼えるようになる場合もあります。
そこで今回は、猫と他の動物との相性や、同じ家で飼う時の注意点などをご紹介します。

 

猫と他の動物との相性

一緒に飼う時のポイントマイペースで単独行動が好きな猫は、一体どんな動物となら仲良くできるのでしょうか?
まずは、猫と他の動物との相性を見ていきましょう。

 

 

 

猫とうさぎの相性

猫は肉食動物、うさぎは草食動物なので、一見相性が悪いように思えますが、他の動物と比べると意外と仲良しになれる可能性は高いといえます。
うさぎは臆病、猫は神経質な動物なので、それぞれが安心して過ごせるスペースを確保してあげることが大切です。
そのため、うさぎはなるべくケージで飼うようにしましょう。飼ってしばらくは猫とケージ越しに接触させ、ニオイや存在にお互いに慣れてきたころに、うさぎをケージから出して遊ばせてあげてください。

 

猫と犬の相性

猫と犬の場合、生後1~3カ月までの「社会化期」の子猫と子犬を同時に飼育し始めると、仲良くする可能性がとても高くなります。
猫も犬も縄張り意識がとても強い動物ですが、お互いがまだ幼いと、一緒に過ごすことが当たり前と認識しながら、その中で社会経験を積んでいくこととなるため、同居でのストレスをあまり感じずに生活ができるようになります。
また、犬は仲間意識が強いため、先住が犬の場合は、後から来た新入りの猫を暖かく受け入れてくれる場合が多いです。
逆に先住が猫の場合は、別に犬用の部屋を用意する、犬の気配やニオイに慣れるまで接触させない、などの工夫が必要です。

 

猫と鳥の相性

最近、動画サイトなどで、インコなどの鳥と猫が仲良くしている姿を見ることができます。しかし、それはとてもまれなケースであり、基本的に猫と鳥の相性は良くありません。
猫は目の前で素早く動くものに反応する習性があり、それが鳥の場合は獲物と捉えてしまう可能性があります。
また、いくら鳥かごに入れて飼育したとしても、猫はジャンプ力があるため、鳥を捕獲しようと鳥かごにアタックしたり、なんどもジャンプを試みたりする場合があります。
鳥はショックや衝撃にとても弱いため、猫と鳥を一緒に飼うのはおすすめできません。

 

猫とハムスターの相性

ハムスターも鳥と同様、猫にとっては友達というよりも、獲物と捉えてしまう可能性が高い動物です。普段はおっとりとしている、おとなしい性格の猫でも、目の前で素早く動き回るハムスターを見たら、突然狩猟スイッチが入ってしまうこともあります。
そのため、猫とハムスターを一緒に飼うのも、できるだけ避ける方が無難といえます。

 

猫と熱帯魚/金魚の相性

熱帯魚や金魚は、水槽の中に入れておくと一見安全に思えますが、猫はとても器用な動物なので、水槽の上から手を伸ばして、簡単に魚を捕獲してしまいます。
また、猫はジャンプ力はもちろん、キック力にもパワーがあります。そのため、小さな金魚鉢や水槽だと、体当たりで簡単にひっくり返してしまいます。
どうしても魚を飼いたい場合は、猫が倒せないくらいの大きな水槽で、上部に猫の手が入らない、もしくは届かない場所で飼うなどの工夫が必要です。

 

猫と他の動物を一緒に飼う時のポイント

猫と他の動物との相性ここでは、猫と他の動物を一緒に飼う時の大切なポイントについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

子猫のうちに飼う

猫と他の動物の同居を成功させる1番のポイントは、猫が子猫のうちに、他動物を飼うということです。
上記でも少し触れましたが、生後1~3カ月は、猫の「社会化期」と呼ばれる時期です。この頃の猫は、日々生活を通してさまざまな知識や経験などを学ぶ時期のため、飼い主や他の動物にも親しみを持ちやすいといわれています。
その時期が過ぎてしまうと、徐々に周囲への警戒心を強めたり、縄張り意識を持ったりし始めてしまうため、できるだけ他動物は猫の社会化期に飼うことをおすすめします。
また、他動物も猫と同じ月齢の場合は、より仲良しになる可能性が高くなるでしょう。

 

他の動物との境界を作る

猫は自分のテリトリーをとても重要視します。そのため、他動物を飼う場合は、猫の食事やトイレ、寝床などは「猫専用」の場所を確保してあげるようにしましょう。
また、それぞれを放し飼いにする場合でも、ご飯の時、寝る時だけは別の部屋にするなど、猫が自分だけで過ごせるスペースや部屋を作ってあげることも大切です。

 

おわりに

今回は、猫と他の動物との相性や、一緒に飼う際の注意点などをご紹介しました。
猫は警戒心が強く、縄張り意識が高い動物です。素早く動く小動物を見ると、つい本能から捕獲しようとする意識が働いてしまう場合があるため、同居させる動物の種類は十分に検討する必要があります。
猫と他動物を一緒に飼うには、相性はもちろん、猫の習性を十分に理解した上で、環境作りに気を配り、工夫することを心掛けるようにしましょう。

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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