犬の虫歯を予防する、正しい歯磨きの方法とコツ
人とは口内環境が異なる犬は、基本的に虫歯にはなりにくいといわれています。しかし、一度虫歯になってしまうと治療が困難なため、日常からのデンタルケアでしっかりと予防していくことが大切です。
今回は、虫歯や歯周病を予防する正しい歯磨きの方法とコツをご紹介します。「愛犬が歯磨きを嫌がる」という経験がある方も、こちらの記事を参考に、毎日の歯磨きに取り組んでみてください。
正しい歯磨きの方法
人の口の中が弱酸性であるのに対し、犬の口の中はアルカリ性です。そのため、犬の場合は虫歯菌が繁殖しにくく、虫歯になりにくいといわれています。一方で、人の歯は平たい形状をしていますが、犬の歯はとがっているため、歯石が非常にたまりやすいという特徴があります。歯石には細菌がたくさん含まれており、そのままにしておくと、虫歯や歯周病の原因となります。
そのため歯を磨く際は、歯石になる前段階の歯垢をしっかりと取り除く意識を持つことが大切です。
正しい歯磨きのポイントは、きちんと歯ブラシを使って、特に歯垢が残りがちな歯と歯茎の間まで汚れを丁寧に除去することです。歯ブラシを使った歯磨きを嫌がる愛犬は多いですが、最低でも3日に1回は歯ブラシを使った歯磨きができるよう徐々に慣れさせていきましょう。
【歯磨きのコツ1】口に触れられることに慣れさせる
犬は、口の周りや口の中に触れられることを嫌います。そのためまずは、口に触れられることに慣れさせることからはじめましょう。スキンシップの中で、指や手のひらで口の周りにやさしく触れてみてください。おとなしく触らせてくれたら、ごほうびをあげて、「口に触れられるといいことがある!」と思わせましょう。
口の周りに触れても嫌がらないようになったら、次は口の中に指を入れ、歯や歯茎にも触れてみてください。慣れないうちは、愛犬が好む肉汁などを指に塗りつけて行うと良いでしょう。歯の形状をイメージしながら歯磨きできるように、奥の方まで触って確かめてください。
口の中は特に敏感な部分なので、最初は前歯や犬歯などの触れやすい部分からはじめ、嫌がる素振りを見せたらしつこく触らないようにしましょう。1回を短い時間で済ませ、回数を増やしていくことがポイントです。
【歯磨きのコツ2】ガーゼや歯磨きシートからはじめる
口に触れられることに慣れたら、いよいよ歯ブラシでの歯磨きをはじめたいところです。しかし、犬は口の中に固いものを入れられることを嫌います。まずは、ガーゼや歯磨きシートを指に巻きつけて、こすり磨きから行ってみましょう。
このとき、ガーゼやシートはしっかりと指に巻きつけておくことがポイントです。これは飼い主の指の感触を得られることで、犬も安心感を覚えるためです。ゆるくなってきたら、しっかりと巻き直してまたこする、という手順を繰り返しましょう。
最初は軽く歯に触れる程度からはじめ、犬がこすり磨きに慣れてきたら、徐々に指先を使ってしっかりと磨いていきます。歯垢がガーゼやシートに付着するくらいしっかりと磨けるようになったら、次はやわらかいスポンジブラシ、その次は歯ブラシ、というように、少しずつステップアップしていきましょう。
【歯磨きのコツ3】犬がリラックスした状態で行う
歯磨きを継続していくためには、「歯磨きは嫌なことではない」と犬に覚えさせることが大切です。
歯磨きをさせてくれないからといって、口をつかんで叱りつけることなどはしないでください。遊びやスキンシップくらいの感覚で、犬がリラックスした状態で行いましょう。
歯磨きを、犬が喜ぶこととセットにして習慣にする方法も良いでしょう。歯磨きを頑張った後は、ゆっくりお散歩に出かけたり、好物のガムを与えたりなど、ペットの性格に合わせて喜ぶ方法を考えてあげてください。
おわりに
歯磨きにすぐに慣れる犬もいれば、習慣化するまでに時間がかかる犬もいます。けれども根気よく続けていけば、どんな犬でも苦手を克服することができます。
歯垢や歯石を放っておいたことが原因で虫歯や歯周病になると、場合によっては内臓にまで悪影響が及ぶこともあります。
自分自身の歯と同じように、犬の歯もデンタルケアを毎日続けることが大切です。しかし、日常的に歯磨きをしてあげたい気持ちはあっても、仕事や急用で歯磨きをしてあげることが難しい場合もあります。その際には、食べるだけで歯磨き効果のあるフードや、歯に食い込ませて歯みがきをするように汚れ取りをお手伝いする、デンタルトイなどを利用しても良いでしょう。
歯ブラシ、歯磨き粉はもちろん、噛むことで歯垢を落とす効果のある歯磨きガムや、口臭を防止し、毎日の食事に混ぜるだけでデンタルケアのできるサプリメント、その他、さまざまなデンタルケアグッズを試し、愛犬に合ったデンタルケアを見つけましょう。
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愛犬の健康を守るため、毎日のデンタルケアを習慣づけていきましょう。


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