2016.09.22しつけ

犬とは全然違います!猫をしつけるポイントと褒め方・叱り方について

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猫をしつけるポイント

今や犬の飼育に関するノウハウや方法論は、世の中に広く知れ渡っています。ドッグトレーナーや犬の訓練士などの職業も存在するため、「犬=しつけができる動物」という認識はもはや常識です。

変わって猫はしつけられないと断言する方も少なくありませんが、実際のところ、猫には猫のしつけ方がきちんと存在します。「キャットスペシャリスト」という猫に特化した資格もあるほど、正しい手順を踏めば猫にもしつけはできるのです。

そこで今回は、猫をしつけるポイントと猫の褒め方・叱り方についてご紹介します。

 

猫のしつけ

犬と同じしつけ方で猫をしつけた場合、うまくいくことはないでしょう。猫と犬では、しつけの考え方が根本的に異なります。基本的に群れをなして生きる犬とは違い、単独行動を取ることが多い猫にとって飼い主は服従の対象ではありません。

 

猫をしつける際は「猫の習性」をうまく利用し、人間と共存できるように習慣づけしていくことがとても大切です。

猫のしつけは、猫本来の習性や日々の生活習慣と結び付けたものが多いため、まだ生まれて間もない子猫からのしつけの方がうまくいきやすいといわれています。

 

猫をしつけるポイント

猫の習性

犬と違い、猫には飼い主にとって不都合なことや、困ることが理解できません。家のあらゆる場所で爪を研ぎ、カーテンによじ登ることは、猫の習性でもあります。習性に対して褒めたり叱ったりしても、あまり意味をなさないでしょう。

猫のしつけでは、「ダメなことをダメと理解させる」のではなく、「猫がそうしないように行動を習慣づける」ことが大切です。

 

また、トイレや食事のしつけにおいても猫の習性を上手に利用しましょう。

トイレの場所や猫砂は、一度決めたらなるべく変えないようにしてください。猫はきれいな場所でトイレをするのが好きなため、トイレをまめに掃除することも重要です。

 

食事についても、決まった時間に決まった場所で与えるようにしていれば、自然と猫はそのルールに従い食事場所で待つようになります。

 

猫の正しい褒め方・叱り方

褒め方・叱り方

猫は飼い主の言葉を完全に理解しているわけではありません。そのため、褒めるにしても叱るにしても、必ず行動が伴っていることが必須です。また、その際の言葉もなるべく同じ言葉を使用しましょう。そうすることで、「この言葉のときはうれしいことが待っている・嫌なことが待っている」と覚えるようになります。

 

猫を褒める場合、「良い子だね」「よくできたね」「かわいいね」などの言葉を口にしながら、猫が触られてうれしい場所を思いっきりなでてあげてください。大げさに褒めるくらいがちょうど良いでしょう。繰り返し褒めることで、猫も「こうすればなでてもらえる」ということを覚えるようになります。

 

猫の叱り方で最もしてはいけないのが、叩いたり怒鳴ったりすることです。「攻撃された」「いやがらせをされた」と感じた猫は、飼い主のことが嫌いになってしまう可能性があるため、絶対にやめましょう。

猫が好ましくないことをした場合は、「その行動をすると嫌なことが起こる」ということを覚えさせましょう。例えば、「なぜかテーブルの上に乗ると雨が降ってくる(霧吹きなどで水をちょっとかける)」「寝室に入ると不快な大きい音がする」など、人間に叱られているのではなく自然に嫌なことが起こったと思わせることが大切です。

 

おわりに

猫のしつけ方は、犬とは異なります。飼い主の都合を押し付けるのではなく、猫の習性を理解した上で、猫が自然とそう行動するように仕向けることが大切です。

今回ご紹介した猫をしつけるポイントや正しい褒め方・叱り方を実践し、ぜひ猫との楽しい快適な暮らしを送りましょう。

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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