犬が散歩で歩かない!散歩が嫌いな犬を散歩好きにするコツは?
散歩中に道路にべったりと座り込み、頑なに動かない犬の姿……。
せっかく散歩に連れ出しているのに、どうして歩いてくれないのでしょうか?
そこで今回は、散歩嫌いな犬を散歩好きにするコツをお伝えします。心当たりのある飼い主は、ぜひ参考にしてみてください。
犬が歩かない!散歩を嫌いな理由は何?
まずは散歩が嫌いな理由を探してみましょう。犬が散歩嫌いになる理由は、ひとつではありません。元々散歩が苦手な性格なのか、それとも散歩中の嫌な経験が原因で嫌いになってしまったのか――この中で思い当たることはないでしょうか?
外の世界に慣れていないから
犬の社会化期とは、生後約3カ月までの期間を指します。この時期になるべく外の世界を経験させてあげてください。そうしないと社会化できないまま成長してしまい、外に連れ出したときに、パニックを起こしてしまうことがあります。
散歩で怖い経験をしたから
それまでは楽しそうに散歩をしていたにもかかわらず、突然犬が散歩を拒否するようになったとしたら、散歩で怖い経験をしてしまった可能性があります。工事現場・夏の花火・車のクラクションといった大きな音によって、犬が驚いてしまったのかもしれません。
首輪が嫌いだから
首輪の感触や刺激が嫌いだからという理由で、散歩に出掛けたがらない犬もいます。特に小型犬はその傾向が強いと言われています。まずは散歩の前に首輪に慣れさせてあげましょう。また、首輪の締め付けを嫌がる子には、首輪が抜けてしまわない程度に、ゆったり目に装着してみてはいかがでしょうか。
飼い主の感情が伝わっているから
毎日のお散歩の時間に、飼い主自身がイライラしていることはないでしょうか? 犬は飼い主の様子を敏感に読み取っています。「散歩のときは飼い主が怖い」と覚えて、犬が散歩を避けるようになってしまう恐れがあります。
すぐに抱っこしてしまうから
散歩の途中で犬が歩かなくなり、そのまま抱っこして家まで帰ってしまったことはないでしょうか?そんな風に犬が行動を起こしてから飼い主がそれに従ってしまうと、犬を甘やかしてしまう事になり、飼い主との主従関係が崩れてしまうことがあります。
老犬になったから
老犬が突然に散歩を拒否するようになることがあります。犬は歳を重ねると関節に痛みが出たり、呼吸器や循環器の異常が生じたりと、体の具合が悪くなるものです。このように、加齢によって歩くのを嫌がるようになるケースが考えられます。
犬を散歩好きにするコツは?
最後に、犬を散歩好きにするコツをお伝えします。犬が散歩を嫌っている理由を見つけたら、理由に合わせて対策を取ってあげましょう!
散歩への恐怖心を取り除いてあげよう
犬が散歩で恐怖を抱いている対象を、時間をかけて取り除いてあげましょう。外出すること自体を怖がってしまったら、公園や広い場所まで抱っこしてあげて、ゆっくりと過ごしてみてください。散歩中に家の中での好きな遊びを取り入れるなど、散歩への恐怖心を少しずつ克服してあげましょう。
飼い主も散歩を楽しもう
飼い主も散歩を一緒に楽しむことによって、犬にとっての散歩が楽しくなるように努めましょう。散歩は、犬の健康や社会性を保つために重要な役割を持っています。犬が嫌がるからといって、散歩をしないままで放置してはいけません。
おわりに
今回は、散歩嫌いな犬を散歩好きにするコツについてお伝えしました。犬と一緒に散歩を楽しみたい飼い主は、歩かない犬と一体どう向き合っていけばいいのか、悩むことも多いでしょう。しかし、犬が散歩を避けるようになったのには、必ず何かしらの原因があります。飼い主は犬の散歩嫌いの理由を見つけると共に、少しずつ散歩への抵抗を少なくするよう、トレーニングしてあげましょう。散歩は犬の健康や社会性を保つために欠かせません。散歩のトラブルは、なるべく早く解消してあげましょう。
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