どんな気持ちなの?犬の気持ちがわかる表情、しぐさ、行動3つ
全身で愛情を表現してくれる犬は、本当にかわいいですよね。感情表現が豊かな犬は、吠えてみたりしっぽを振ったりと、多くの意思表示をしています。よく観察してみると、顔の表情やしぐさでも何かをアピールしていることに気づきます。
犬のしぐさや行動からもっと犬の気持ちを知ることができれば、愛犬との絆がさらに深まるのではないでしょうか。
犬の感情表現が豊かな理由
野生の犬は、もともと集団で群れを作って生活していました。仲間の犬やリーダーとコミュニケーションをとるためには、感情を表現することが必要でした。現代は、私たち人間の「家族」という集団の中で暮らしているように、犬は群れに所属していることで本能的に安心するのです。
群れの中でうまくやっていくために、犬は私たちの声や雰囲気から気持ちを読み取ろうとします。私たちも、少しでも犬の気持ちをわかってあげられたら良いですよね。
犬が表情やしぐさ、行動で伝えたい気持ちとは
おなかがすいた、トイレに行きたい、眠い、遊びたい、痛い、苦しいなどの気持ちは、犬の表情やしぐさ、行動で私たちにもわかることがあります。
うろうろと行ったり来たりする
行ったり来たりを繰り返し、困ったような顔で訴えてくる場合は、排せつを我慢していることが多いようです。外で排せつをすることが習慣となっている犬は、散歩に連れ出してもらえるのを待っているかもしれません。
また、犬はきれい好きなので、トイレシートが汚れている場合にもうろうろと行ったり来たりして、排せつできる場所を探していることがあります。トイレを済ませたあとは、確かにスッキリとした表情をしていますね。
体を低く構える
突然人が大きな声を出したり、手を振りあげたりした際、犬は驚いて攻撃の行動に出ることがあります。このような時、犬は体を低く構え、目つきが鋭く変化します。尾を下げてうなり、不快感や警戒感をアピールするのです。
犬が怒っていることに気づけなければ、攻撃されてケガをするかもしれませんし、犬と人間の関係も悪くなってしまいます。犬が不快に感じる行動を知ることによって、トラブルを回避しましょう。
散歩中に飼い主の顔を見る
散歩中に犬が飼い主を頻繁に振り返るのは、飼い主の意思を確認しているからです。「このまま進んでいいのか?」「どこへ行くのか?」など、飼い主の動きや表情を一生懸命に読み取ろうとしています。
逆に言うと、犬がリードを引っ張ったり、道の真ん中で座り込んで動かなかったりするのは、「こっちへ行きたい」「もっと一緒に遊びたい!」「家に帰りたい」などの意思表示です。散歩のたびに犬がリードを引っ張る場合は、自分がリーダーだと思っているかもしれません。
また、散歩の途中で知っている人や犬に会った場合、犬は全身でうれしさを表現します。興奮して呼吸も荒くなり、飛びつこうとする場合もあります。交通量のある道を散歩する場合は、危険がないように注意して見てあげましょう。
散歩中にあちこちで立ち止まって匂いを嗅いだり、他の犬とあいさつを交わしたりすることは、道草のように見えますが、犬にとっては新しい情報を収集するための大切な時間です。初めて見る人や不審なものに警戒するのも、家族を守るための行動の1つなのです。
おわりに
愛犬の気持ちを少しでも理解したいと考える飼い主のために、犬の気持ちがわかる翻訳機器やアプリなども開発されていますが、そのような道具を使わなくとも、犬と毎日スキンシップをとり、よく観察することで気持ちを通じ合えるのではないでしょうか?
犬がこんなことをしているのはなぜだろう?と考え調べてみることで、犬の気持ちを理解してあげられるようになり、犬との暮らしをより楽しめるようになるでしょう。
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