2017.10.18暮らし

犬の保定とは?予防接種や病院での処置に便利な抱き方を覚えよう

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犬の保定とは犬を動物病院に連れていったとき、暴れてしまうとなかなか処置ができませんよね。獣医師や看護師さんに噛みついてしまうおそれもあり、気が気でないという飼い主も多いのではないでしょうか。そんなときに便利なのが「保定」です。保定ができると、動物病院での診察が楽になるほか、薬を飲ませるときや爪を切るときも簡単に行えます。ぜひマスターしておきましょう。

 

保定とは

保定とは保定とは、犬の動きを封じ込める抱き方のことをいいます。犬にとって動物病院で診察を受けることは、とても怖いことです。そのため、嫌がって暴れてしまう犬がたくさんいます。
しかし、保定をすれば獣医師や犬自身が危険な目に遭うことなく、スムーズに治療を行うことができます。ただ、間違ったやり方をすると抑えている飼い主や犬がけがをしてしまうおそれがあります。保定は正しいやり方で行うようにしてください。

 

保定の種類とやり方

保定にはさまざまな種類があります。犬の種類によって使い分けましょう。

 

抱っこ保定

抱っこ保定小型犬や子犬には、抱っこ型の保定がおすすめです。やり方は、まず犬のおなかが飼い主の胸にくるように抱っこしてください。それから動かないように頭を抑え、脇を締めます。しっかり抑えたら、空いている手で両後ろ足の間に人さし指を入れ、親指と残りの指で左右の足をしっかり挟みましょう。犬の体が飼い主にぴったりつくようにすると、動きにくくなります。
 
抱っこ型は犬が安心できる保定方法です。抱きかかえられるサイズの犬なら、ぜひこのやり方で保定をしてみてください。ただし、抱っこが苦手な犬には向いていません。

 

立位保定

立位保定中型犬や大型犬に向いているのが、立位保定です。立位保定を行う場合、まずは、首輪を指が1本入るくらいにきつめに締めます。次に、飼い主は犬と同じ方向を向いて、両足の間に挟むように、犬にまたがってください。またがったら、両手で犬の首輪をつかみ、頭を抑えます。それからもう片方の手を犬のおなかに回し、もち上げて立たせましょう。そのまま犬を飼い主の体にぴったり引き寄せると、動かないように固定ができます。

 

犬座位保定

犬座位保定犬座位保定も、立位保定と同じく中型犬や大型犬を抑えるのに適しています。座位保定では、まず犬の顎に下から腕を回し、もう片方の手で犬の腰を押してオスワリの体勢にしてください。次に、犬の頭を抱きかかえるようにして、首輪をつかみます。空いている手は腰に回してください。それから、犬を飼い主の胸に、隙間ができないようにぴったり引き寄せます。これで座位保定は完了です。

 

保定の注意点

保定の注意点保定をする際は、力任せに押さえつけないようにしてください。無理な抑え方をすると、犬が脱臼や骨折をしたり、パニックを起こしたりするおそれがあります。関節の動きをうまく封じられれば、強い力を入れなくても犬は簡単に動けません。力を入れるよりも、正しく抑えられているかに重点を置いてみましょう。
 
また、病院に行ったときにだけ保定をしていると、犬は保定に対して嫌なイメージをもってしまいます。必要なときに保定をうまくいかせるためには、何でもないときにたくさん保定をしておくのが効果的です。うまく保定ができた後はほめてあげたり、ごほうびをあげたりして、抑えられることに良いイメージをもたせましょう。

 

おわりに

保定ができると、犬に動いてほしくない場面では動かないようにさせられるため、大変便利です。何かあったときのために、ぜひ練習しておきましょう。保定の仕方には、抱っこ型・立位型・座位型があります。小型犬には抱っこ型、中型犬や大型犬には立位型もしくは座位型が適しています。飼い犬に合った保定の仕方を覚えて、動物病院でスムーズに診察を受けられるようにしましょう。

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松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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