犬が言うことを聞かない!しつけが上手く行かない時に見直すポイント
しつけをしているのに、どうしても犬が言うことを聞かない場合、どのような理由が考えられるでしょうか?もしかしたら、犬との主従関係が崩れてしまっているせいかもしれません。しつけが上手くいかなくてお困りの飼い主は、これまでのしつけや生活習慣を見直してみましょう。
犬が言うことを聞かない理由は?
犬がなかなか言うことを聞かない場合、どのような理由があるでしょうか?主従関係を重視する犬が言うことを聞かないとき、さまざまな要因が考えられます。何らかの理由で主従関係が崩れていると考えられますので、これまでの犬の生活習慣やしつけを見直す必要があるでしょう。
かわいくてつい甘やかしすぎてしまった
飼い犬がかわいくてたまらない気持ちは、どの飼い主さんもあるでしょう。しかし、かわいいあまり、子犬の頃に甘やかしてしまうことが多いかもしれません。
小さいうちから甘やかされて育った犬は、飼い主との主従関係を学べないまま、大きくなってしまいます。子犬のうちにしつけを行うことは、犬が大人になってからも良好な関係を築くカギです。
“かわいがること”と“しつけ”を区別ししましょう。
しつけの方法に問題があった
犬が言うことを聞かないように見えているだけで、実はしつけの方法に問題があったというケースも少なくありません。
例えば、飼い主がしつけをするときの言葉遣いです。人間は「来い」も「come」も同じ意味だと理解できますが、犬がそれを理解するのはとても難しいことです。「来い」「おいで」「come」など、毎回違う言葉で指示を出すと犬は混乱するのです。
このようなしつけの方法によって、犬が迷ってしまった結果、言うことを聞かないかのように見えることがあります。
言うことを聞かない犬のしつけのポイント
犬にしつけをするときに押さえておきたいポイントをご紹介します。犬との適切な主従関係を築き、お互い快適に暮らせるようにしたいですね。
指示を出す際の言葉を統一する
犬にしつけをする場合は、指示する言葉を1つに統一しましょう。日本語なのか英語なのか、犬が迷わないように分かりやすく指示を出してあげてください。特に、複数人でしつけをする場合、あらかじめ話し合って言葉遣いのルールを決めておくことをおすすめします。
褒める・叱るのは犬が行動したすぐ後に
犬を褒めたり叱ったりするのは、犬が行動をした直後にしましょう。行動後しばらく時間が経ってから褒めたり叱ったりすると、犬は直前の行動との関連性を見いだせず、混乱してしまいます。犬がやって良いこと・悪いことをきちんと覚えられるように、褒める・叱るタイミングを逃さないことも重要です。
飼い主との主従関係をはっきりさせる
犬は集団で生活する動物です。リーダーの命令に従う性質を持っているため、本来ならきちんと主従関係を守ることができます。犬が飼い主の言うことを聞かないのは、飼い主との序列が崩れているせいかもしれません。
飼い主の方が自分よりも立場が上だと理解してもらうためには、散歩をする際は飼い主が前を歩いたり、食事のタイミングは飼い主の方が先と決めたり、主従関係をはっきりさせる態度が必要です。
おわりに
今回は、犬が言うことを聞かないときに見直したい「しつけのポイント」をご紹介しました。
犬は主従関係をきちんと守れる動物ですから、飼い主の犬への接し方やしつけの方法によって、きちんと言うことを聞くようになるはずです。犬がどうしても飼い主の言うことを聞かない場合、これまでの生活習慣やしつけの方法を見直してみましょう。もしかしたら、しつける側にも犬のしつけを妨げる要因があったのかもしれません。
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