暖かな室内では季節も関係ない!?秋冬も油断できない愛犬のノミ・ダニ対策
ノミやダニは、暖かい季節にしか増えないはずなのに、冬にも愛犬がよくかゆがっている…。
そう思って愛犬を動物病院やトリミングに出したところ、ノミやダニが付いていた!というトラブルは少なくありません。犬や猫の室内飼いが一般的になったことで、これらのトラブルは一年中いつでも起こる状況になっています。
今回は、秋冬にも油断はできないノミやダニに対する基礎知識や対策法をご紹介致します。
意外と怖い!犬に付くノミとダニの基礎知識
そもそも、ノミやダニはどこからやって来るのでしょうか。
ノミやダニは、散歩などの外出時に付着します。
昔から動物を飼っている方などは、「ノミはブラッシングの際に見つけているから大丈夫」という説を聞いたことがあるかと思いますが、おすすめはできません。なぜならば、ノミは愛犬に付いているものだけではないからです。
ノミのメスは、1日およそ50個もの卵を産みます。それらはつるつるしているため、愛犬の体から滑り落ちていきます。つまり、愛犬がいた場所にノミの卵が落ち、そこでノミが繁殖してしまう場合があるということです。
また、暖かい時期はノミが成虫になるサイクルが早く、寒い時期では遅くなります。しかし室内で犬を飼育していると、ノミにとっても適温が保たれるため、現在は一年中ノミの被害が起こるようになっています。
そして主に犬に寄生するダニの種類としては、草むらなどにいる「マダニ」、脱毛やニキビのような膿疱を作る「ニキビダニ」、強いかゆみをもたらす「ヒゼンダニ」、そしてヒゼンダニの仲間で耳に住み着く「ミミダニ」の4種類があります。
ノミやダニを見つけた場合は愛犬だけでなく、愛犬がいた場所にもノミやダニがいる可能性があります。見つけた場合は手でつぶさず、薬などを用いて駆除しましょう。
ノミ・ダニ対策は「除去」と「再寄生を防ぐ」の二本柱
愛犬も人間もノミやダニの被害にあわないようにするためには、犬に寄生させないことが一番です。
そのために、多くの人が予防として薬剤を利用しています。一般的には飲ませる錠剤タイプと、薬液を首周辺に落とすタイプの二種類が知られおり、それぞれメリット・デメリットがあるため、獣医師と相談して適切なものを使用しましょう。
多頭飼育の場合は特に注意が必要です。
1頭に症状が現れると全頭が寄生されている可能性もあります。そのため、もしダニやノミ被害があれば、飼育しているすべての犬のノミ・ダニ除去を行う必要があります。
しかし、せっかく愛犬のノミやダニを除去しても、室内の環境をそのままにすると、再び寄生する再寄生が起こる可能性が高まります。そのため、家にいるノミやダニ、そしてそれらの卵やさなぎ、幼虫の除去をした方が良いでしょう。犬がいた場所などの掃除を徹底することもおすすめです。掃除機を利用する場合は、ノミやダニを吸ったゴミやゴミパックなどは、すぐ廃棄しましょう。
ベッドや毛布など、洗えるものはお湯で洗うのも効果的です。
敷物などの洗えないものは、日光に当てましょう。陽の光はノミやダニ自体には効果が薄いともいわれていますが、卵やさなぎなどの死亡率は高いとされているため、数日おきに日光消毒を行いましょう。
また、最終手段としては、ノミ・ダニに寄生されたタオルやベッドなどは廃棄するのも効果的です。
おわりに
ノミやダニが恐ろしいのは、そのかゆみばかりではありません。それに引き続いて起こす症状や、感染症です。しかし、そんなノミやダニも、適切な対策をとれば極端に恐れる必要はありません。
ノミやダニ対策の薬剤などを利用して室内の掃除もしっかり行うことは、愛犬の健康を守ることであり、最終的には飼い主である人間の健康も守ることにつながります。
しっかりと予防していたにもかかわらず、愛犬にノミやダニが寄生してしまった場合は、慌てずに動物病院に相談し適切な処置を取りましょう。
特に、マダニが寄生してしまった場合は、最も多くの獣医師に選ばれているノミ・マダニ駆除薬、フロントラインを利用しましょう。フロントラインは、動物病院でのみ処方される動物用医薬品です。シャンプーやお風呂、トリミングを行った場合でも、皮毛や皮膚が乾いたあと、すぐに投与ができます。
このフロントラインはノミ・マダニの予防はもちろん、寄生してしまったノミの発育ステージを阻害する作用もあります。
使用方法も簡単なため、ノミ・マダニ対策にとてもおすすめです。獣医と相談し、愛犬の体重にあったサイズのフロントラインをご利用ください。
【ノミ・マダニ駆除におすすめのフロントライン】
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