2016.09.02健康

猫の歯磨きどうしてる?健康な歯を保つ、歯磨きの頻度とデンタルケアのコツ

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猫のデンタルケア

愛猫の健康管理の1つに、健康な歯を保つデンタルケアがあります。口内環境を清潔に保つため、猫にも食事の後に歯磨きを行います。このデンタルケアを怠ると、口内だけではなく体にもさまざまな悪影響を与えます。

今回は、愛猫の健康な歯を保つ、歯磨きの頻度とデンタルケアのコツについて紹介していきます。

 

猫の歯磨き・デンタルケアの目的

猫の歯磨きなど、デンタルケアを行う目的は、猫の歯周病を予防するためです。

猫のごはんが歯の間にたまり、歯垢となって猫の歯の健康を損ない始めます。

歯垢がたまったまま放置すると、口内の細菌がごはんの食べかすの分解を進め、数日後には歯石へと変わります。石灰化した歯石はとても硬く、自宅での簡単なデンタルケアでは除去しきれないため専門家の手助けが必要となります。

 

歯石がたまり、歯周病へと進行させないためにも、まずはごはんの食べかすを口内に残さないよう歯磨きケアを行うのが効果的です。

 

歯磨きの頻度と磨き方のコツ

歯磨きの頻度と磨き方

野生にいる猫は、歯磨きをしません。獲物を食べるときに皮をかみ切る行為が、自然と歯磨きの役割をはたしているからです。

家の中にいる猫も、歯磨きは毎日行うのが理想的だといえます。食べかすや雑菌が歯垢になるのが約1日、その後数日かけて取り除くのが難しい歯石へと変化します。歯磨きの頻度が少ないほど、歯石が多くなり歯周病の進行が進みやすくなるため、猫の歯磨きは1日1回を目安に少なくとも週2〜3回の歯磨きを習慣付けるのがおすすめです。

 

磨き方のコツとしては、歯ブラシと歯磨きペーストは猫専用のデンタルケア用品を使用しましょう。猫専用デンタルブラシは人用のものよりも毛先もやわらかく歯肉を傷めないため、顔を動かす猫にも安心して使用できます。

人用の歯磨きペーストは、種類によっては低血糖をおこす原因となるため使用は控えましょう。

 

歯ブラシをあてるときは、歯と歯肉に対して45度の角度を付けるのがポイントです。ブラシは歯肉を傷めないためにあらかじめ水にぬらしておき、ペーストを付け軽く左右に動かします。

大きく口を開ける必要はありませんが、特に歯垢が付きやすい、臼歯と呼ばれる奥歯をメインに磨くのが歯磨きのコツです。

 

楽しいイメージがケア最大のコツ

楽しいイメージ

猫のデンタルケア最大のコツは、歯磨きは楽しいという良いイメージを持たせることです。

子猫から始めた場合には慣れるのもはやい歯磨きですが、成猫になってからでは嫌がる猫がほとんどです。デンタルケアは必要ですが、このとき叱りつけたり押さえこんだりして強引に歯磨きを行うと、歯磨きに対して悪いイメージを与え警戒させてしまいます。

 

まずは、歯ブラシや指先で口元に触れることから始めて、慣れてきたら歯や歯肉に触るようにします。次にガーゼや指先に、歯磨きペーストや好物の汁を付けて、歯の表面を磨きましょう。

ここまで猫が慣れて、次のステップが歯ブラシを使う歯磨きです。それぞれのステップを達成するごとにご褒美であるおやつをあげるのも、歯磨きに楽しいイメージを持たせるのに効果的といえます。

 

楽しいイメージを持たせたくても、どうしても歯ブラシや口に触ることを嫌がる猫もいます。ブラッシングができない場合には、口腔内スプレーなどを使って歯垢が付きにくい環境をつくりましょう。

口に触ることを嫌がる猫には、ブラッシングや歯石予防効果のあるフードやおやつで歯周病を予防するのも大切です。

 

おわりに

今回は、猫の健康な歯を保つ、歯磨きの頻度とデンタルケアのコツについて紹介してきました。

歯垢を放置して歯周病になった場合、猫のストレスは大きくなり専門のメディカル機関での診察や治療が必要となります。

今回紹介したポイントやコツを参考に、愛猫の口内環境を守りましょう。

 

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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