2016.09.02食事

犬にも食物アレルギーがある?アレルギー体質な愛犬のドッグフードの選び方

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アレルギー体質な愛犬

現代において、犬の食物アレルギーは珍しいことではありません。その中で飼い主は、愛犬がアレルギー症状に苦しまないために体質に合った適切な食べ物を選んであげることが必要となります。

そこで今回は、アレルギー体質をもつ愛犬のためのドッグフードの選び方について、3つのポイントに分けてご紹介します。

 

犬の食物アレルギーとは?

細菌やウイルスなど、自分の体に害があるものが体内に侵入してくると、私たちの体は抗体を作り出し、これらを排除しようとします。このような体を守る働きのことを「免疫反応」といいます。免疫反応は、人間が生存していくためには欠かせない働きです。しかしときに、体に無害なものにまで過敏に反応して攻撃してしまい、体を傷つけてしまうことがあります。これが特定の食物に対して起こる場合を、食物アレルギーといいます。

 

このような免疫反応は犬にも起こるため、人間と同様に犬もまた食物アレルギーとなる可能性があります。食物アレルギーの代表的な症状は、かゆみや赤み、抜け毛などの皮膚炎、下痢、嘔吐などです。これらの症状が続く場合は速やかに獣医さんに相談し、アレルギーチェックを受けることをおすすめします。

 

【選び方のポイント1】アレルギーの原因を特定する

原因を特定する

食物アレルギーを引き起こす原因は、主に食物中に含まれるタンパク質や炭水化物が挙げられます。

そのため、犬がアレルギー症状の原因となり得る食物としては、牛・鶏・子羊などの肉類や、乳製品、卵などが代表的です。また炭水化物源として知られている小麦、大豆、とうもろこしなどもアレルギーを起こす原因となることがあります。

 

しかし、どの種類の食材によってアレルギー反応があらわれるかは、犬によって異なります。そのためアレルギーが疑われる場合には、まずは獣医師によるアレルギーチェックを受けてアレルギーの原因となっている食材を特定し、その原因となっている食物の含まれていないドッグフードを選ぶことがポイントとなります。

 

【選び方のポイント2】良質なタンパク質を含むドッグフードを選ぶ

良質なタンパク質

タンパク質をアレルゲンとする場合、主に牛や豚がその原因として挙げられます。アレルギーチェックによって特定されたタンパク質が使用されているドッグフードは避け、鶏や子羊、大豆など別のタンパク源で栄養を補いましょう。

 

またドッグフードには、牛や鶏、子羊など、商品によってさまざまな肉が使用されていますが、中には使用されている肉の部位や原材料の産地がわからないものもあります。価格の安さだけでドッグフードを選ぶと、本来捨てられるべき部位が使用されていたり、安全性に不安の残る添加物が使用されていたりすることもあります。

アレルギーをもつ愛犬にも、愛犬にアレルギーを引き起こさせないためにも、獣医さんなどの専門家に相談しながら安全で安心できる材料を使用したドッグフードを選ぶよう心掛けましょう。

 

【選び方のポイント3】グレインフリーのドッグフードを選ぶ

さまざまなドッグフードの中には、穀物を含まない「グレインフリー」と呼ばれるドッグフードもあります。犬は本来肉食で、穀類の消化を得意としません。このグレインフリーのドッグフードは、穀物アレルギーの愛犬への食事だけでなく、これから穀物アレルギーを発症させないためのフードとしても利用されています。

グレインフリーのドッグフードは穀類を使用していないため一般的に肉の分量が多く、犬の食い付きが良いのも特徴です。

 

おわりに

食物アレルギーの症状は体の免疫システムの過剰反応であるため、なかなか完治しにくいという特徴があります。しかし、獣医さんの指導のもとで毎日の食事に気を付けていれば、愛犬は元気に日常を過ごすことができます。

アレルギー症状を持つ愛犬には、まず始めに毎日与えているフードを見直すところから始めてみましょう。

アレルギー症状の中には、小麦やタンパク質に由来している場合もあります。

その場合、アレルゲンをカットした消化に優しいフードやアレルギーによる皮膚炎のケアに適したフードなど、アレルギーに悩むさまざまな愛犬への犬用療法食を与えてあげる必要があります。

このようなアレルゲンの除去食には、一般的なペットフードには含まれないシカ肉やカモ肉、魚肉などが使用されており、アレルギー体質の愛犬にも安心して与えることができます。また療法食の中には、アレルギー性皮膚炎だけでなく、ノミアレルギー・接触性皮膚炎などのケアにも用いられるフードもあるため、それぞれの愛犬にあったフードを見つけてあげることができます。

 

【アレルギーを持つ愛犬へのおすすめフード】

http://www.matsunami-shop.com/fs/animal/c/m0811/

アレルギー体質の愛犬と暮らす方は、かかりつけの獣医さんと連携を取りながら、食事についてもアドバイスを受けると良いでしょう。

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