2017.10.27健康

猫が薬を飲まない!猫の薬の飲ませ方(錠剤、粉薬など)

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猫の薬の飲ませ方

「猫が薬を飲んでくれない…。」

飼い猫が体調不良になった際に、こうした悩みを抱える飼い主の方は多いのではないでしょうか?

猫が薬を避けるときは、何か理由があります。

嫌がっているのに無理やり薬を与えることは、飼い主との関係が悪化してしまうほか、食欲不振になるケースもあるため、なるべく自然に服用させた方がいいでしょう。

そこで今回は、猫の薬の飲ませ方や注意点についてお伝えします。

あわせて、どうしても薬を飲んでくれない場合に便利な投薬補助のおやつも紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

猫が薬に拒否反応を示す理由

猫が薬を嫌がる理由

猫の味覚はとても敏感です。

薬の苦みや不快な味を察知すると、その苦みを「異常を知らせるサイン」として捉えてしまうため、薬に対して拒否反応を示すのです。

人間は、たとえ薬の味がおいしくないと感じても、治療のためという目的を理解し、我慢して飲むことができます。

しかし、猫にはそれができません。不審な味がするものを拒否するというのは、ある意味猫が生きていく上で必要な本能なのです。

薬の種類で使い分け!猫の薬の飲ませ方

ここでは、猫に薬を飲ませる方法を、薬の種類ごとにまとめました。

飼い猫がなかなか薬を飲んでくれないときは、ぜひ参考にしてみてください。

錠剤・カプセル

錠剤やカプセルタイプの薬は、常に正確な量の成分を与えられるというメリットがある反面、猫が吐き出してしまうというリスクもあります。

しっかりと錠剤を飲み込んでもらうためには、次のような方法が有効です。

  • ステップ1: 利き手の反対の手で、猫の顔が上に向くように、親指を一方の頬に、残りの4本指は反対側の頰骨(きょうこつ)を押さえる
  • ステップ2: 利き手の親指と人さし指で薬を持ち、中指で猫の前歯に指をかけて口を開ける
  • ステップ3: 薬を舌の付け根に向けて落とす
  • ステップ4: 薬をしっかりと飲み込むまで、顔を上向きに保つ

シロップ

シロップを投薬する時は、小さな注射器かスポイトを用意します。

猫に薬を飲ませる時の姿勢は、錠剤やカプセルの場合と「ステップ2」まで同じです。

  • ステップ1~2: 錠剤・カプセルと同様
  • ステップ3: 犬歯の後ろにある隙間に注射器またはスポイトを差し込み、ゆっくりと投薬する
  • ステップ4: 薬をしっかりと飲み込むまで、顔を上向きに保つ

粉薬

粉薬の場合は、薬を水に溶いてからシロップと同じ方法で投薬を行いましょう。

もう1つの方法として、ウェットフードを小さなおにぎりのように丸め、中心の具の部分に薬を入れて与えるというものです。

薬の嫌な味をウェットフードの風味がコーティングしてくれるため、薬単体よりも、猫の味覚をごまかすのに有効となります。

猫に薬を飲ませる工夫

猫に薬を飲ませる工夫

これまでご紹介してきた方法でお薬を飲ませようとしても、なかなか飲み込んでくれない場合もあります。

どうしても飲んでくれないときは、別の工夫もしてみましょう。

 

最近では、お薬を飲ませるために役立つアイテムがたくさん販売されています。

その中でもおすすめなのが、猫の好きな香りがついた投薬用のお菓子です。

動物病院でおすすめしている「メディボール」は猫が薬に気付かずにおやつと一緒に食べてくれる投薬補助食品です。

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【引用】メディボール ササミ味 猫用 投薬補助おやつ

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投薬で愛猫にストレスを与えなくて済むので、安心して使用できます。

他にも、投薬補助のおやつは、スナック状のものや柔らかい粘土状のものなどがあり、中に錠剤を入れられるように作られています。

また、ペット投薬用のオブラートやゼリー、スープなどを利用しても良いでしょう。

猫の投薬時の注意点

続いて、猫にお薬を与える際に注意することをまとめて紹介していきます。

  • 誤嚥(ごえん)に注意する
  • ケガに注意する

それぞれ詳しく解説します。

誤嚥(ごえん)に注意する

水に溶かした薬やシロップなどの液状の薬を与える際は、気管支や肺に水分が入ってしまう誤嚥(ごえん)に注意しましょう。

薬の量が多い場合は、一度に与える量をできる限り少なめにし、焦らずゆっくり投与します。

ケガに注意する

ほとんどの猫は投薬に慣れていないため、暴れてしまうこともあります。

警戒心が強すぎる猫は引っかいたり噛んだりすることがあるため、なるべく投薬する人・猫を押さえる人の2人で行うことをおすすめします。

1人で行う場合は、猫をバスタオルなどで優しくくるみ、体の脇や股(また)部分に猫を挟んで体を固定し、猫が暴れないようにしてから薬を飲ませると良いでしょう。

おわりに

今回は、猫の薬の飲ませ方のポイントや注意点などをご紹介しました。

早く猫に元気になってもらうためには、医師から決められた薬の量を、指示されたタイミングで与えなければなりません。

しかし、猫は神経質で警戒心が強い動物のため、薬をそのまま与えるのは難しい場合もあると思います。

そのような時は、猫の好きな香りがついた投薬専用のお菓子や、大好きな食べ物などを活用し、工夫しながら与えるようにしましょう。

今回紹介した「メディボール」意外にも猫が安心してお薬を飲んでくれるよう補助するおやつがあるのでぜひご覧ください。

 

【猫の好きな香りがついた投薬用のお菓子一覧】

http://www.matsunami-shop.com/fs/animal/c/m0316/

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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