捨て猫を発見したらどうする?知っておきたい保護の仕方、里親募集の方法
もしも捨て猫を発見してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
できることなら適切に保護をして、捨てられてしまった猫がその後を幸せに過ごせるようにお手伝いをしてあげたいものです。猫が殺処分などの悲しい最期を迎えることがないように、保護の仕方や里親募集をする方法について知っておきましょう。
今回は、捨て猫の保護の仕方、里親募集の方法についてご紹介します。
捨て猫を発見!保護した後にやるべきこと
もしも捨て猫を発見して「保護する」と決めた場合は、まず、猫を動物病院へ連れて行ってあげましょう。ケガをしていたり病気にかかっていたりしないか獣医師に診てもらい、必要があれば治療を受けさせてあげてください。獣医師の診察を受けさせるのは、その後猫を自分で飼う場合でも里親募集をする場合でも必要となります。まずはすみやかに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
猫が首輪をつけているなど、明らかに捨て猫と判断しにくい場合には、迷い猫である可能性があります。近所の方に声をかけたり、ポスターを貼ったりして、迷い猫かどうか確認してみましょう。また、猫の体にマイクロチップが埋め込まれていれば、動物病院で飼い主の情報を確認できる場合があります。
捨て猫の里親を募集する方法
一度人間に飼われたことのある猫で、かつ完全室内飼いだった猫の場合、外の世界で生きていくことは難しいかもしれません。捨て猫を保護した後に自分で飼えない場合は、そのまま外に放すのではなく、里親を募集しましょう。里親を探すには、自分で里親を探す方法と、動物愛護団体に相談する方法、インターネットの里親募集サイトを利用する方法の3つがあります。
【1】自分で里親を探す方法
知り合いに猫を飼いたいと希望している人がいる場合には、自分の人脈を使って里親を探しても良いでしょう。気心の知れた相手であれば、安心して猫を引き渡すことができます。身の回りに心当たりのある人がいれば、声をかけてみてください。
【2】動物愛護団体に相談する方法
身の回りに猫を飼ってくれる人が見つからない場合は、お住まいの地域にある動物愛護団体に相談してみましょう。動物愛護団体を利用すれば、自分だけで探す場合よりも、より多くの人に里親募集の情報を伝えることができます。
【3】インターネットの里親募集サイトを利用する方法
インターネットには、里親を募集するためのサイトがあります。こちらに登録して里親を探してみる、というのも手段の1つです。ただし、里親募集サイトは信頼できるサイトを選ぶ必要があります。また、里親がきちんと猫の世話をできる人かどうか、見極めなければなりません。里親募集サイトは便利ですが、猫の転売や悪い飼い主の手に渡らないよう注意してください。
捨て猫を自分で飼うことになったら
もしも捨て猫を自分で飼うことになったら、最後まで責任を持って世話をしましょう。猫がワクチン接種や去勢手術をしていない場合には、動物病院で受けさせてあげてください。また、すでに自宅に猫や他の動物がいるご家庭では、すでに家にいる猫との相性、他の動物との相性という問題もあります。そのような場合は、自分で飼うと決める前に、相性が良いか悪いか見ておきましょう。
おわりに
今回は、捨て猫を発見した際の対処法についてご紹介しました。もしも捨て猫を発見したら、すみやかに動物病院へ連れて行ってあげるとともに、猫が迷い猫ではないことを確認してください。猫が捨て猫だと明らかになったら、自分で猫を引き取るか、あるいは里親を募集します。
里親募集にはさまざまな方法がありますが、猫を譲るのは必ず信頼できる人物に限定し、猫が不幸な目に遭わないよう注意する必要があります。捨て猫の命を守ったら、今度は猫が幸せな暮らしを始められるようお手伝いができると良いですね。
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