2017.07.28しつけ

大型犬のリードはロングリードがいいの？正しいロングリードの使い方

散歩する際の必需品であるリードは、犬の身体の大きさによって使い分けられるように、さまざまなタイプが存在します。しかし、一般的なリードと比較すると、かなりの長さがある「ロングリード」は、どのようなシーンで使用すれば良いのか、疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、ロングリードの正しい使い方をご紹介します。

ロングリードの種類

ロングリードは用途に応じてさまざまな種類がありますが、今回はその中でも2種のロングリードに関してご紹介します。

フレキシブル（巻き取り式）リード

その名の通り、巻き取れるタイプのリードです。
手元のストッパーを使用して、リードの長さを自由に調節できるという特徴があります。長いものでは約8mもあり、ワイヤー・ナイロン・ロープなど素材のバリエーションも豊富です。
ただし、大型犬に使用するとリードが切れたり、伸びたままになったりするトラブルが考えられます。こちらは小型犬から中型犬に適したリードだと言えるでしょう。

ロープタイプ

通常のリードがそのまま長くなったようなタイプのリードで、最長で15mのものもあります。巻き取り式と異なり、丈夫で故障するリスクが少ないため、安全面からフレキシブルロードよりもロープタイプを選択する飼い主も多くいるようです。

ロングリードを使うときの注意点

通常よりも長いタイプのリードは、取り扱いにも注意が必要です。
ここでは、ロングリードを使用する際の注意点をお伝えします。

リードが見えにくい

ワイヤータイプのリードは、細いためにやや見えにくいという難点があります。
リードが通行人からは見えにくく、リードを足に引っかけてしまうなどのトラブルが起こる可能性があるのです。

予期せぬ犬の行動

フレキシブルタイプのリードをロックせずに使用していると、予期せぬ犬の行動に対応できない場合があります。
犬が急に飛び出してしまったときに、リードが自由に伸びてしまうと、接触事故などの危険性が高まります。人間が近くにいる場合は、リードを短くロックした状態にすると安心です。

ロングリードの正しい使い方

ロングリードは犬の自由度が高まるため、力が強くて足の速い大型犬の場合、家の近所を歩く毎日のお散歩にはあまり向きません。しかし、トレーニングを行う際など、ある程度リードの長さが必要なときにはロングリードを使うと便利です。
次に、大型犬にロングリードを使う場合の正しい使い方をお伝えします。

トレーニングにロングリードを使う

ロングリードの長さを生かして、「待て」や「呼び戻し」のトレーニングを行うことができます。トレーニングを行う際は丈夫な素材で頑丈な金具の付いたロングリードを選びましょう。また、リードの色は地面や芝生の色に同化しないよう、目立つ色を選ぶことがポイント。力の強い犬の場合、リードの持ち手カバーもあると安心でしょう。
トレーニングを行う場合は、他の人がいない広いグラウンドや河川敷を選び、飼い主がリードをコントロールできる長さを見極めてから、トレーニングを開始してください。

ボール遊びや人が少ない場所での散歩などに使う

犬と一緒にボール遊びをするシーンでは、ロングリードが活躍します。
リードを装着しなければいけない場所でボール遊びをする時、ロングリードがあると便利です。
また、早朝の海岸など人が少ない場所で、ゆっくり散歩を楽しみたい時に使う方もいるようです。お散歩に使う場合は、犬が急に走り出さないよう、きちんとしつけを済ませてから使うことをおすすめします。

おわりに

今回は、ロングリードの特徴や使い方をお伝えしました。
リードを使い分けることで、犬との遊びの幅が広がります。大切なパートナーにぴったりの、丈夫で使い心地の良いリードを選んであげましょう。
ロングリードの使い方をマスターして、犬との暮らしをさらに充実させてくださいね。

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