2016.09.02猫のしつけ

テーブルやカーテンに登る問題行動を改善させる、猫のしつけのポイント3つ

一般的に、鳴き声が小さく自由な性格の猫は犬よりも飼いやすいと言われています。そのため一人暮らしで猫を飼い始める人も多くいます。

しかし猫は飼いやすいとはいえ、ちゃんとしつけをしなければ問題行動を起こしてしまうこともあります。

そして猫のしつけは犬よりも難しいとされており、一度問題行動を起こすと改善するのが大変。その中でも、テーブルやカーテンに登る行動をやめさせたい、と思っている飼い主さんも多くいるのではないでしょうか。

今回は、カーテンやテーブルに登る猫たちの問題行動を改善するポイントについてご紹介します。

テーブルもカーテンも木登り感覚

猫がテーブルやカーテンに登る理由は、猫が本来持っている木登りの習性にあります。猫は木登りをするのが大好きで、とても上手に登っていきます。これは猫が狩りをする際に獲物を待ち伏せしたり捕獲したりするための本能的な行動で、犬にはない猫の特徴でもあります。

そんな猫の習性も、カーテンをボロボロにしてしまったりテーブルを汚してしまうため人間にとっては問題行動となってしまいます。しかし猫にとっては本能的な行動なので、登る場所がなければそれがストレスの原因となってしまうことも。

猫が上下に動けるスペースを作る

テーブルにもカーテンにも登られるのは困りますが、猫が何かに登ることをやめさせるのはとても難しく、登ることを制限されることでストレスがたまり、また別の問題行動につながる可能性もあります。

そんな猫の習性の対策としてできるのは、キャットタワーなどテーブルやカーテンの他に猫が上下に動けるスペースを作ってあげるということです。カーテンやテーブルではなく、他に登るための場所を確保してあげることで猫の欲求を満たします。その他にも、タンスを階段のように並べて運動できる場所を作ってあげるのもおすすめです。

不安定で高すぎるものは、猫が落ちてしまう恐れもあり危険なので、安全に上下運動が楽しめるスペースを用意してあげましょう。

猫が嫌がる成分を付けておく

猫がどうしてもテーブルやカーテンに登ってしまう場合は、市販の忌避剤やコーヒーのにおい、柑橘系のにおいなどの猫が嫌がるにおいを付けるのも対策の1つです。近付くと苦手なにおいがするので、自然とカーテンやテーブルに近寄らなくなります。あまり強くにおいを付けすぎると部屋全体が猫にとって嫌なにおいで満たされストレスがたまってしまうので、においの付けすぎには注意しましょう。
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登ったらすぐに降ろす

猫がテーブルやカーテンに登ることを諦めて黙認していませんか？猫は悪いことをしている気がないので、登ることが当然だと思っています。このような場合、飼い主としては、テーブルやカーテンに登ってはいけないと教えなくてはいけません。登ったらすぐに降ろす、登りそうになったらテーブルやカーテンから離す、というしつけを根気よく継続しましょう。

そして、登らなかったらご褒美などを使って褒めてあげてください。すると猫は、登らなかった＝褒めてもらえると考えるようになり、自然と登る行動をとらなくなります。今まで登ることが許されていた猫なら時間はかかりますが、飼い主との信頼関係が築けていれば、猫の行動を改善することができるでしょう。

まとめ

猫のしつけは根気が大切です。特に成猫になってからテーブルやカーテンに登らないようにしつけようと思うと、かなりの時間と根気が必要です。猫にとって登ってはいけないと教えるのは難しいですが、登っていいところと登ってはいけないところがある、と教えるのは比較的簡単です。
根気よく、猫のためにも頑張って登らないしつけを行いましょう。