2017.07.26暮らし , 知識

スコティッシュフォールドの性格・飼い方・しつけ・病気について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スコティッシュフォールドの性格・飼い方・しつけ・病気についてスコティッシュフォールドといえば、テレビやインターネットでもよく見かける、まん丸な瞳に折れた耳が個性的な猫。猫好きな方なら、一緒に暮らしてみたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。もしも、そんな夢がかなったとしたら?
今回は、スコティッシュフォールドの特徴や飼い方のコツなどをご紹介します。

 

スコティッシュフォールドの性格・特徴は?

スコティッシュフォールドの性格・特徴スコティッシュフォールドは、スコットランド原産の猫です。その最大の特徴は「折れ耳」。その愛くるしい姿はまるでぬいぐるみのようです。そんなスコティッシュフォールドの性格や特徴について見てみましょう。

折れ耳と立ち耳がいるの?

スコティッシュフォールドといえば、折れた耳が特徴ですが、実はその遺伝率は約30%。つまり、同じスコティッシュフォールドでも約70%は普通の猫と同じ立ち耳なのです。また、スコティッシュフォールドの耳が折れているのは、軟骨の形成不全という遺伝性の異常を持っているため。耳が折れていたり立っていたりする理由は、そんな事情の上で成り立っています。

スコティッシュフォールドは人気の猫種ですが、飼う際はその体の仕組みや、かかりやすい病気などを理解した上で飼ってあげましょう。

 

スコティッシュフォールドは人懐っこくて優しい性格

スコティッシュフォールドの性格は、一般的に「おっとりとしていておとなしく、陽気で人懐っこい」といわれています。もちろん個体差はありますが、小さな子どもや来客がいても友好的で、他の猫ともあまりけんかせず仲良く暮らすことができます。
また、爪切りやブラッシングなど、日々のお手入れにもそれほど手間がかからない、飼いやすい品種です。ペットの人気ランキングで常に上位に入るのも納得ですね。

 

ちょっと意外でかわいらしい癖

スコティッシュフォールドは、「スコ座り」と呼ばれる特有の座り方が有名です。「どっこいしょ」という感じに背中を丸め、お腹を見せて後ろ足を投げ出すような格好で座ります。体型などの理由でこのような座り方になるといわれていますが、警戒しない性格から、無防備な座り方をしているようにも感じられますね。

 

スコティッシュフォールドの飼い方・しつけのコツ

スコティッシュフォールドの飼い方・しつけのコツスコティッシュフォールドは、猫の中でも1番といって良いほど飼い主に懐くのが早い猫であり、飼いやすい猫でもあります。そんなステキなパートナーの飼い方やしつけのポイントについてご紹介します。

運動のために、適度に遊んであげよう

スコティッシュフォールドは、猫の中ではあまり活動的でないとされており、室内で飼うのに適しています。

飼い方のポイントとしては、飼い主の方から適度に運動させてあげること。猫用のおもちゃで遊ばせる、ちょっと離れたところから声をかけるなどして、猫に興味を持たせて運動させると良いでしょう。

 

スコティッシュフォールドは飼いやすい

スコティッシュフォールドのしつけはそれほど難しくありません。性格的にも穏やかで、トイレも覚えられますし、爪とぎの場所や食事の時間などのしつけも比較的簡単。猫と暮らすのが初めての方にもおすすめの品種です。
ブラッシングや爪切りをする際は、猫の気分が良いときを見計らって少しずつブラシをかける、またそわそわし始めたら全部の爪を切っていなくてもやめるなどして、猫にあまり悪い印象を植え付けないようにしましょう。「じっとして!」と大きな声で制止してはいけません。コツは「猫が嫌がるほどしつこくしないこと」です。

 

スコティッシュフォールドに多い病気

スコティッシュフォールドはとてもかわいい猫ですが、気をつけなければならない点もあります。例えば、品種特有の病気や遺伝・奇形などです。
スコティッシュフォールドに多いのは外耳炎です。折れ耳で空気の通りが悪くなりやすいため、外耳炎にかかりやすいといわれています。耳の中をこまめにチェックし、汚れていたら耳掃除をしてあげましょう。
また、遺伝性骨形成異常症という遺伝的な骨の病気を発症する可能性があること、心筋症膀胱結石にかかりやすいことなども挙げられます。

子猫の時にはなかなか分かりにくく、成長するうちに「おかしいな」と気づく場合や、猫が大人になってから初めて症状が出てくることもあります。普段からよく観察し、変化があれば早めに動物病院で診てもらいましょう。かかりつけの動物病院で定期的に健康診断を受けておくと安心です。

 

おわりに

スコティッシュフォールドは、かわいらしくて人懐っこく、しつけもしやすいというとても飼いやすい品種です。しかし品種特有のかかりやすい病気や疾患もあるため、スコティッシュフォールドと一緒に暮らすことになった際は、よく注意してあげましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

最新記事 by 松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ (全て見る)