2017.04.24健康

最初はびっくり！猫が毛玉を吐くのは普通。美しい毛を保つ、普段からできるケア

初めて猫を飼った、という方は、猫が毛玉を吐く様子を見て驚いてしまうかもしれません。しかし、毛づくろいをしているうちに自然と体毛を飲み込んでしまう猫にとって、毛玉を吐くのは至って普通。今回は、猫が毛玉を吐く行動と、猫の美しい毛を保つためのケアについてご紹介します。

猫が毛玉を吐くのは普通のこと

最初にお伝えした通り、猫が毛玉を吐くのは普通のことです。病気だから毛玉を吐いている、というわけではないため、飼い主が心配しすぎる必要はありません。
そもそも猫が毛玉を吐くのは、毛づくろいの最中に体毛を飲み込んでしまうのが原因です。そのため、どんな猫でも毛玉を吐く可能性があります。

水分が多く、とても「毛玉」とは思えないようなものを吐くこともあれば、ボールのような毛玉を吐くこともあります。どちらにせよ、猫が毛玉を吐くとお部屋の中を汚してしまうこともありますから、飼い主は注意してこまめに掃除しましょう。
ちなみに、猫が毛玉を吐いてしまうほど体毛を飲み込んでしまう理由は、猫の舌のつくりにもあります。猫の舌には糸状乳頭という突起が無数にあり、トゲのよう発達している上、喉の方に向かって生えているためかなりザラザラしています。このザラザラした舌がブラシの役割を果たし、毛づくろいの際に体毛をキャッチするのです。

毛玉を吐きやすい猫や、毛玉を吐きやすい時期は？

基本的に、毛玉を吐きやすいのは長毛種の猫だと言われています。しかし、長毛種であってもやはり個体差があり、猫によってはあまり毛玉を吐かないこともあるようです。また、頻繁に毛づくろいをする猫も、毛玉を吐きやすいと言えます。
猫が特に毛玉を吐きやすい時期は、季節の変わり目の換毛期など。抜け毛が多くなるので、長毛種に限らず毛玉を吐きやすい傾向があります。

猫が毛玉を吐くタイミングと頻度

猫が毛玉を吐く頻度やタイミングは猫によって異なるため、一概には言えません。2、3日に一度吐く猫もいれば、年に数回しか吐かない猫もいます。また、どのようなタイミングで吐くのかは特に決まっていないため、思わぬ場所で毛玉を吐いてしまうことがあるかもしれません。猫が突然毛玉を吐いてお部屋を汚してしまっても、大目に見てあげましょう。

美しい毛を保ちつつ毛玉対策をする方法

「猫が毛玉を吐くのは普通とはいえ、お部屋を汚されるのはどうにかしたい」「毛玉対策はしたいけど、猫の毛もきれいに保ちたい」と考える飼い主もいるのではないでしょうか。そこで、毛玉を吐く回数を少なくするためのケアをご紹介します。
まず、長毛種を始めとした抜け毛が多い猫には、こまめなブラッシングをしてあげてください。猫の毛並みを整えられるだけでなく、飲み込んでしまう体毛をなるべく少なくし、毛玉を吐く回数を抑えることができます。

それから、毛玉をフンと一緒に排せつさせることができる、毛玉対策用のキャットフードやおやつを利用するという方法もあります。
こまめなブラッシングとともに、必要に応じて毛玉対策用のフードを利用するなど、普段から毛玉対策を行い、大切な猫の美しい毛並みを保ってあげましょう。

おわりに

猫が毛玉を吐くのは、毛づくろいが習慣の猫にとって普通のことです。初めて猫を飼う方は、猫が毛玉を吐いても慌てたり叱ったりせずに毛玉を処理してあげましょう。また、猫の美しい毛を保ちながら毛玉対策をしたい場合は、こまめなブラッシングや毛玉対策用フードの利用を検討してみてください。
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猫と生活する上で、きっと一度は考える毛玉対策。毛玉を吐く頻度は猫によってさまざまなので、一緒に暮らす猫の様子をよく観察して、上手に付き合っていきましょう。