2017.04.17健康

老犬の散歩の注意点は？足や腰、体力が衰えた犬の運動方法

年をとると、人間だけではなく犬も体のあちこちが弱くなってきます。特に毎日の散歩が必要となる犬は、足腰が弱り体力が衰えると、思うように運動ができなくなることもあります。今回は、そんな老犬を散歩する際の注意点についてお伝えします。大切な家族である犬がいつまでも健康で暮らせるように、サポートしてあげましょう。

足腰の弱った老犬は運動量と時間を工夫しよう

犬が年をとってきたら、飼い主さんは散歩での運動量に配慮してあげましょう。犬は足腰が弱り体力が衰えてくると、これまでと同じコースを回れなくなることがあります。

また、犬の散歩コースは年齢に合わせて変えるとともに、一度の散歩にかかる時間もゆっくりと多めに取ってあげるのが大切です。大型犬の場合は難しいかもしれませんが、途中で犬が疲れてしまったら、飼い主さんが抱き上げても良いでしょう。長時間の散歩が難しい時は、短時間の散歩を1日に数回行うのもおすすめです。

老犬の散歩は急な段差・坂道・階段を避けよう

老犬の散歩コースでは、急な段差・坂道・階段をなるべく避けるようにしましょう。足腰が弱い犬は、次第に散歩を嫌がるようになるかもしれません。犬の体に負担をかけやすいルートを通り続けると、骨折を始めとしたケガにつながる危険性もあります。犬がいつもの散歩ルートで嫌がるそぶりを見せるようになったら、注意してください。

老犬の散歩では気温や時間帯に工夫しよう

老犬の散歩では、その日の気温や時間帯に工夫をしましょう。例えば、暑い夏の散歩は、体力の衰えている老犬の体に大きな負担がかかります。散歩の途中でこまめに日陰での休憩を挟んだり、水分補給をしたりと、犬の体調に気を使いつつ歩くようにしましょう。また、1日のうちでもっとも暑くなる時間帯のお出掛けを避けて、朝や夕方などの比較的涼しい時間帯に散歩をするように心がけてください。

逆に、寒い冬の散歩では、犬の体が冷えてしまわないように注意する必要があるでしょう。暖房のついた家との温度差が、犬にとっては大きな負担となります。必要があれば犬用の服を着せるなど、老犬の体力に合わせた工夫をしてあげてください。

日光浴も散歩の重要なポイント

散歩をして外に出ると、自然と太陽の光を浴びることになります。このように、家を出て日の光に当たることは、犬の健康に役立ちます。足腰が衰えて長距離を歩けなくなってしまったとしても、日光浴をさせるために少し外に連れ出してあげるだけで、犬の健康につながります。無理に運動をしなくても、なるべく外に出て元気に過ごせるといいですね。