2016.09.02しつけ

ほめ方と叱り方で犬はどんどん賢くなる。信頼される飼い主の上手なしつけ方

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信頼される飼い主

犬をしつける際のほめ方と叱り方。どちらも間違った方法で行ってはしつけになりません。愛犬に信頼されるほめ方、叱り方とはどのようなものなのか、ここでは、ほめ方と叱り方で犬に信頼される飼い主の上手なしつけ方について紹介していきます。

 

犬に信頼される上手なほめ方とは?

上手なほめ方

犬をしつけるときのコツの1つに「十分にほめてあげること」が挙げられます。叱られるよりはほめられた方が犬にとってもうれしいですし、人に置きかえても、ほめられたり認められたりするのはうれしいものです。

 

しかしほめ方を間違うと、犬の問題行動を認めてしまい、助長させてしまう恐れがあります。

例えば犬が何らかの原因で興奮状態のときにほめてしまうと、犬は「興奮することは悪いことではない」と認識し、行動はエスカレートします。

愛犬がうれしそうに駆け寄ってきたり、散歩時に楽しそうに跳ね回ったりしている様子をみると、思わずほめてしまいたくなりますが、犬が興奮状態のときには一旦落ち着かせてからほめるようにしましょう。またそのときには、落ち着きのある穏やかな声でほめることです。興奮しているときには、興奮がさめてから体をなでたり、ご褒美を与えたりするほめ方が効果的です。

 

ここで大事なポイントは、飼い主の気分でほめ方を変えないことです。一貫性がないと愛犬は戸惑いと不信感を持ち、飼い主をリーダーとして信頼しなくなります。

 

間違った叱り方はしつけではない

間違った叱り方

間違った叱り方はしつけにはならず、愛犬のストレスのもととなります。

 

 

 

 

 

【間違った叱り方の例】

・大声でどなる威圧的な叱りかた

・たたく、蹴る、犬の体を吊り上げるなどの体罰

・体や口元をつかんで叱る

・雑誌などを壁や床に叩きつけながら威嚇する

 

このような叱り方をされると、犬は強い恐怖や不安を感じ、吠える、噛むなどの行動を起こします。

 

それでは、正しい叱り方とはいったいどのようなものでしょうか?

愛犬が叱るべき行動をしているときは、少なくとも数秒以内に、名前を呼ばず「だめ」「いけない」「ノー」等と、冷静に短く一言で伝えます。

このとき犬の名前を呼ばないのは、名前を呼ばれることが叱られると結びつき、名前を呼んでも近寄らなくケースがあるからです。

 

このとき注意したいのは、どなり声や厳しい口調・威圧的な態度では、犬を萎縮させる結果となり信頼を失うことになります。また、叱った言葉に従ったときには、しっかりとほめてあげることも信頼関係において大切なポイントです。

 

信頼される飼い主とは?

犬にとって信頼できる飼い主とは、叱るときもほめるときも一貫性があり安心できる、リーダーシップを持った飼い主です。

もともと犬は集団で生活し、集団のリーダーに従うことで安心感を得ていました。そのため、本能として頼れるリーダーや安心できる場所を必要としています。

 

飼い主は、犬との信頼関係を構築していくうえで、このリーダーシップを示さなければ認めてもらえません。そのために飼い主は、だめなことはだめ、良いことは良いと判断し、それを愛犬に伝え続ける必要があります。

一度しっかりと覚えると、犬はそのことを忘れない賢い動物です。リーダーとしての基本、正しいほめ方と叱り方を使い分けて、信頼関係を作り上げ上手なしつけを目指しましょう。

 

おわりに

ここまで、ほめ方と叱り方で犬に信頼される飼い主の上手なしつけ方について紹介してきました。

ほめ方と叱り方それぞれに、正しい方法や間違った方法があります。犬はしっかりとした信頼にはちゃんと応えてくれる動物です。一方的な関係ではなく、愛犬にとっても飼い主にとっても良い信頼関係を構築できると良いですね。

 

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